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「インサイドヘッド」ビンボンの最後はかわいそう?歌に込められた伏線の意味も。

深くてやばい!
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映画インサイドヘッドに欠かせない存在のビンボン。

ビンボンの最後はどうなってしまうのか?

ビンボンはかわいそうなのでしょうか?

ビンボンの存在理由や作者が伝えたかったこと、歌に込められた伏線も考察しました!



「インサイドヘッド」ビンボンの最後はかわいそう?生まれたキッカケから最後のシーンまでを解説。

ビンボンはインサイドヘッドに登場するピンクの象(ゾウ)の名前です

小さな子供の時って、空想で遊び相手を作って会話したり遊ぶことがありますよね?

見た目はピンク色の象と猫を合わせたような姿をしており、綿あめのような肌感、鳴き声はイルカで、涙はキャラメル味のキャンディでできている。綱引き車に乗って「楽しい友だちビンボンビンボン」と歌う事で虹色の煙を出しながら空を飛ぶことができる。引用元:pixiv

そう、ビンボンはライリーが3歳の時に空想で生まれた友達です。

 

ビンボンはどうやって生まれた?

ライリーのお気に入りを掛け合わせたビンボン。

ビンボンと一緒に歌を歌って空を飛ぶという空想をしていました。

楽しい友達 ビンボンビンボン

ロケットで飛ぶよ ビンボンビンボン

歌が大好き最高の奴さ

映画インサイドヘッドより引用

この歌を歌いながら、虹色の煙を出しながら空を飛ぶ。

二人の絆ともいえる歌です。

この空を飛べることと、一緒に歌った「歌」が、結果ライリーを救う伏線にもなっています!

 

ビンボンの最後

ビンボンには何とも考えさせられる最後が準備されていました。

登場から最後まで、あらすじを混じえながら、どんな最後だったのかまとめます!

ヨロコビとカナシミが頭の中の司令部から放り出された先で、ビンボンと出会います。

ヨロコビはカナシミがいなければライリーは幸せになるのかも。

と、単純な自分の中の思いつきで、カナシミを置き去りにし、自分だけ帰ろうとします。

その行動によって、カナシミとは離れ離れに。

ビンボンとヨロコビは記憶のゴミ箱に落ちてしまいます。

 

「記憶のごみ箱」は記憶の最終地点。

忘れてしまった大量の思い出やどうでもいい思い出が廃棄される場所です。

脱出できなければ完全に忘れ去られてしまいます。

 

ヨロコビは、虹の煙を噴きだす綱引き車のことと、綱引き車に乗って歌うと空が飛べる事を思い出します。

「楽しい友だちビンボンビンボン」と歌いながら走り回ります。

虹の煙が噴き出す場所を探して、綱引き車を見つけだします!

(ここで伏線回収ですね!)

 

二人は綱引き車にのって空を飛んで脱出しようとしますが、重くてなかなか上がることができません。

少しづつ悲観的になるヨロコビ。

一方、ビンボンは片腕が消えかけていました。

ヨロコビが記憶のごみ箱からでられなければ、ライリーに二度と喜びの感情や笑顔が戻らないことを悟ります。

2人だと重くて上ることができないけれど、1人なら…。

ビンボンはヨロコビを励まして、もう一度チャレンジします。

加速したことを確認しながら、ビンボンは何も言わずそっと自分からごみ箱に落ちていきます。



「インサイドヘッド」ビンボンの最後は本当にかわいそうだった?ビンボンが伝えたかったこと。

なんとも、哀しい最後だと感じてしまいますよね。

ビンボンは、片腕が消えたことに気付いたときハッとします。

少しづつ自分の役目が終わりに向かっていることに気が付いてしまったのだと思います。

消えてしまうなら最後に大好きだった友達のライリーを助けたい!

ビンボンの意識が変わった瞬間です。

私は、この行動が感情であるヨロコビとは違った捉え方をするのだとも感じました!

「感情」は単一的で衝動的な行動が多いですが、「想い出」は違って感じます。

深みがあるという感じでしょうか。

それはなぜなのか?

『想い出』としての特性から考察してみました。

映画中で言われてましたが、ビンボンとライリーはヨロコビが憧れるくらい、たくさんの楽しい時間を過ごしていました。

もしかしたら、寂しい時間も共有していたのかもしれません。

私は、ビンボンはただの空想上の友達ではなく、もっと深くつながっていた友達だったんじゃないかなと感じました。

ビンボンとライリーは、お互いに支え続けていた友達。

深さがあるからこそ、ビンボンは忘れ去られる恐怖よりライリーを助けることを選べたのではないかと思うんです。

 

ライリーにとっては消えてしまった想い出の1つです。

大事な友達の笑顔を守ったビンボンにとっては、永遠の友達として終われたのかもしれません。

ビンボンの最後は悲しいけれど、幸せだったのかもしれない。

私は、そんな風にも感じました。



「インサイドヘッド」ビンボンの最後はかわいそう?まとめ

記憶のごみ箱でのシーンは、脳内の仕組みとして考えれば、ただの記憶の整理です。

人間は日々新しい情報が更新されていきます。

全ての記憶を居続けさせるわけにはいきません。

今回、擬人化されたことで、

私の中で「全ての出来事の終わりに対するイメージ」が変わりました。

忘れ去られてくれるということは、新しい記憶の居場所を作ること

記憶や想い出は、『ある』ことだけが全てじゃない。

最初から消える最後にまで、とても大事な役割があるのだなと感じました。

そう考えてみると、私は、どんな想いも感情も出来事も、なんだか輝きだすような気がします。

人間の仕組みってすごい!!

改めて感動します。

ビンボンの行動は終始、誰のせいにもせず、自分が何を守りたくてどうしたいのか。

その1点に向けて、できることをしました。

人間には簡単なようでいてとても難しいことなんですよね。

ついつい、何かのせいにしたくなっちゃうじゃないですか!笑

ビンボンは忘れられてしまうかもしれない。

けれど、決して無駄な想い出だったからではないし、悲しいことでもない。

私は、次に繋ぐという大事な橋渡しのようだと感じました。。

ビンボンの最後、あなたは何を感じ、受けとりましたか?

 

2024年8月1日公開!

インサイドヘッド2の別記事。

・新しい感情や新キャラ

・驚きの興行収入

・声優、日本語吹き替え

など、それぞれまとめています。

 

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