大病院占拠の鬼正体と目的は何なのか?
複数登場する『鬼の正体』は誰なのか、鬼の色ごとにまとめました。
あらすじや、武蔵との関係も相関図にして考察!
- 『大病院占拠』鬼正体を考察!①青鬼:大和耕一(菊池風磨)
- 『大病院占拠』鬼の正体を考察!②緑鬼:周防誠(村上淳)
- 『大病院占拠』鬼の正体を考察!③橙鬼:加賀流星(森田甘路)
- 『大病院占拠』鬼の正体を考察!④茶鬼:加賀雄吾(大水洋介)
- 『大病院占拠』鬼の正体を考察!⑤灰鬼:常陸潔(水橋研二)
- 『大病院占拠』鬼の正体を考察!⑥桃鬼:常陸亜理紗(浅川梨奈)
- 『大病院占拠』鬼の正体を考察!⑦赤鬼:美作孝(忍成修吾)
- 『大病院占拠』鬼の正体を考察!⑧白鬼:日向ゆり子(真飛聖)
- 『大病院占拠』鬼の正体を考察!⑨黄鬼:摂津公明(柏原収史)
- 『大病院占拠』鬼、正体を考察!⑩黒鬼:伊予みさき(ベッキー)
- 『大病院占拠』鬼の正体を考察!⑪紫鬼:相模俊介(白洲迅)
- 『大病院占拠』鬼正体を考察!あらすじ相関図まとめ
『大病院占拠』鬼正体を考察!①青鬼:大和耕一(菊池風磨)
青鬼
の正体は菊池風磨さん演じる大和耕一です。
大病院占拠における鬼のリーダーです。
青鬼・耕一の目的は大病院の隠ぺいされた全ての罪を暴き、妹と父の仇をとること。
そしてもう1つ。
自分の里親であり父的存在であった「尾張」がとった行動の意味を知らしめたかったのではないでしょうか?
尾張はガソリンスタンド立てこもり事件の犯人でした。
かつて武蔵のトラウマとなった事件です。
立てこもりの人質を救出するため、武蔵が発砲した火がガソリンに引火。
爆発により死亡してしまった人物でした。
里子である「山城琴音」の死に関して不審感を抱いた尾張。
大病院と神奈川県知事の長門が関わるP2計画へとたどり着きます。
ガソリンスタンドでの立てこもりは、琴音の死の真相を、亡くなった場所であるホテルの元支配人から聞き出そうとしていたのです。
そんな事情など知りもしない元新聞記者の因幡によって撮影された映像が拡散されてしまう。
その動画配信により、尾張は亡くなっただけでなく単なる犯罪者になってしまっていた。
たしかに、父の命を奪った武蔵への怒りもあるでしょう。
私には、武蔵に真実を明らかにさせることで『真実は別にあったのに…』というやるせなさを、突きつけたかったのかもしれないと感じました。
青鬼である大和は、
「界星堂病院にまつわる全ての罪を明らかにすること」
を警察に要求していました。
その言葉には、全ての点が繋がり大きな悲しみの共有体となった百鬼夜行のメンバーの想いを全て表しているように、私には感じられました。
『大病院占拠』鬼の正体を考察!②緑鬼:周防誠(村上淳)
百鬼夜行の最年長で、チームの精神的な支えでもある緑鬼(周防誠)を演じていたのは、村上淳さん。引用元:Yahoo!ニュース
緑鬼の正体は周防誠。第3話で明らかになります。
タレント医師の土佐大輔の罪を暴けというのが緑鬼の要求でした。
緑鬼は昨年のハロウィンの時に亡くなった一人の女性「周防あかり」の父親でした。
土佐は医師でありながら遊び人。
更に、土佐は、違法ドラッグの過剰摂取の女性を見殺しにし隠蔽するという医師としてあるまじき行動をとっていました。
周防誠(すおうまこと)は緑鬼となり、娘の復讐のために土佐の罪を暴くよう武蔵に依頼したのです。
『大病院占拠』鬼の正体を考察!③橙鬼:加賀流星(森田甘路)
血の気が荒く、キレやすい乱暴者、橙鬼(加賀流星)を演じていたのは、森田甘路さん。
引用元:Yahoo!ニュース
橙鬼は森田甘路さん演じる加賀流星。茶鬼、橙鬼は兄弟でした。正体と目的が第3話で明らかになります。橙鬼の流星は、茶鬼である雄吾の弟。
橙鬼と茶鬼の会話と携帯の画像に、鬼になった理由がありました。
「兄ちゃん、いよいよだな。」
「ここからが本番」
携帯に写る白衣の男性を見つめる茶鬼と橙鬼。
この二人の目的は大切な弟のことだったのです。
『大病院占拠』鬼の正体を考察!④茶鬼:加賀雄吾(大水洋介)
茶鬼
は大水洋介さん演じる加賀雄吾。
橙鬼の兄として登場します。
2人の目的は共通です。
携帯の画面に映っているのは加賀大輝。
茶鬼と橙鬼の弟です。
大輝は事故による死亡データーで焼死として扱われていました。
しかし茶鬼と橙鬼は、弟の大輝が『P2計画』に関与していたことを知っていたのです。
P2計画とは、人質の1人になっていた神奈川県知事の長門(筒井真理子)が進めていた計画です。
感染症対策として長門が極秘裏に進めていたワクチン開発計画です。
長門は1年前に界星堂病院を設立した際に、こっそり研究所を設置していました。
加賀大輝は、その計画のメンバーの1人でした。
P2計画では海外から各種のウィルスを輸入し、研究員にウィルスの研究をさせていました。
大輝が扱っていた、ハイドラ ウィルスは日本では症例がありません。
政治的理由で急がされ、ハードスケジュールも相まって、大輝はウィルスに感染してしまいます。
弟の大輝から泣きながら「真実」を語る電話をもらっていた茶鬼たち。
「真実」を暴こうと武蔵を動かします。
真実を明らかにし復讐するのが目的です。
『大病院占拠』鬼の正体を考察!⑤灰鬼:常陸潔(水橋研二)
灰鬼の正体は心療内科医の常陸 潔(ひたちきよし)
こちらも第4話で明らかになりました。
灰鬼の正体は、大病院を占拠された直後に、序盤で鬼たちに銃殺されたはずの心療内科医の常陸潔。引用元:Yahoo!ニュース
水橋研二(みずはしけんじ)さん演じる常陸潔。鬼が大病院を占拠してすぐ「何か力になれることはないか?」と立ち上がった心療内科医の医師です。何の弁明もなく、鬼たちに銃殺されてしまいました。その無残さに
思わず目をふさぎたくなりました。
鬼として入りこむために、常陸は亡くなったと見せかけていたんですね。
そして、皆さんは気付いたでしょうか?
常陸先生が運ばれる時に、タンカで運んでいたシーンには桃鬼(亜理紗)の姿があったことを!
これが伏線だなんて誰が思うん?(笑)
あまりの設定の周到さと、やっかいさに笑ってしまいました。
桃鬼がバレる直前、桃鬼を心配する灰鬼の姿。
ここのシーンで他人じゃなくて深く関りがあるんじゃない?
とバレだした気がします。
『大病院占拠』鬼の正体を考察!⑥桃鬼:常陸亜理紗(浅川梨奈)
桃鬼の正体は、心療内科医の常陸潔(ひたちきよし)の娘『亜理紗』。
SATが青鬼を狙撃。桃鬼はその返り血を浴びてしまい、洗い流そうとトイレでお面を外すところを、動画配信者の因幡由衣(明日海りおさん)に目撃される。引用元:MANTANWEB
亜理紗役は浅川梨奈(あさかわなな)さんが演じています。
桃鬼の正体は第4話で明らかになりました。
口元が特徴的だったことから、正体が明かされる前から予測で当てられてしまうことも多く、ご本人も驚いていた様子!
ちなみに、私は全く分かりませんでした・笑
桃鬼と灰鬼は親子です。
2人が鬼になった目的は甲斐正美という医師にありました。
甲斐正美は父、常陸潔の同僚の女性医師でした。
甲斐に娘のように可愛がってもらっていた亜理紗。
甲斐正美医師は、心筋梗塞で亡くなったとされていました。
しかし、本当の死因は院長秘書・石見カナに襲われたことでした。
甲斐はある秘密を公にしようとしたのです。
かつてウイルスの研究で感染して亡くなった人を、病院側は事故扱いにし、隠していたのです。
甲斐正美医師は、このことを暴こうとしていました。
ところが、大病院の院長である播磨と院長秘書の石見カナは、甲斐正美が暴こうとしているのは、自分たちの不倫関係であると思いこんでいました。
甲斐は、公表を阻止するために殺害されてしまったのです。
甲斐正美を慕っていた亜理紗。
灰鬼である潔にしてみれば妻になる予定であり、桃鬼である亜理紗にとっては母になるはずの人でした。
こんな腐った理由で自分たちの大事な人が殺されたなんて納得できなかったでしょう。
第4話で、鬼となった2人が武蔵に解明させ復讐したかったのです。
『大病院占拠』鬼の正体を考察!⑦赤鬼:美作孝(忍成修吾)
赤鬼
は忍成修吾が演じる美作孝。
なんと青鬼と共に計画を立てた主犯の1人です。
美作には里親家族がいました。
家族の1人で、妹のような存在であった山城琴音の復讐が目的です。
琴音は『P2計画』の犠牲者でした。
赤鬼の正体によって、第五話で他の鬼たちの正体が明らかになった理由がわかりますね。
赤鬼と青鬼はP2計画の被害者たちを集め、鬼として制裁を加えようとしたのです。
山城琴音は、P2計画に巻き込まれて感染し、死亡してしまったのですが、遺体が見つかりませんでした。
理由は、ワクチン開発の実験サンプルとして冷凍保存するように長門が命じたからでした。
美作はハッカーです。
デジタルタトゥーの怖さと広がりの速さは百も承知。
ボイスチェンジやドローン、ネット公開などを扱うのもお手の物でしょうね。
『大病院占拠』鬼の正体を考察!⑧白鬼:日向ゆり子(真飛聖)
白鬼
の正体は真飛 聖(まとぶ せい)さんが演じる日向ゆり子です。
日向ゆり子も、また復讐が目的でした。
P2計画に巻き込まれた日向聡介の母親です。
黄鬼とは元夫婦です。
離婚した二人の間を、行ったり来たりしていた息子の聡介。
それゆえに、P2計画に巻き込まれて死んでしまったと、自分たちを責めていました。
白鬼と黄鬼だけでなく、紫鬼も関りがあるようです。
9話では、この3人が、支え合うように、かばい合うシーンがありました。
白鬼の面には、「心の動揺」という意味が隠されていました。
本当は優しく、母性にあふれる人だったのでしょう。
全ての鬼たちの中でも一際、最後まで仲間を強く思いやっていた気がします。
『大病院占拠』鬼の正体を考察!⑨黄鬼:摂津公明(柏原収史)
黄鬼の正体は柏原収史演じる摂津公明。
白鬼とは元夫婦です。
理由は白鬼と同じく、息子の復讐ということになります。
元自衛官なので銃器の扱いに最も慣れていました。
意外に早く白鬼との関係性がバレました(笑)
第2話で白鬼が黄鬼のことを「あなた」と呼んでしまうシーンが。
大阪で母親と暮らしていた息子の聡介。
事故の前日に父である摂津のもとに来ようと、一人で横浜市に宿泊。
P2計画に巻き込まれてしまった息子。
長門と播磨の隠ぺい工作で事故死にされてしまっていた。
黄の面は「後悔」を意味します。
私は、白鬼と黄鬼に関しては、他の鬼と少し違うように感じました。
他者への復讐というよりも、自分たちの懺悔に近いものを感じました。
『大病院占拠』鬼、正体を考察!⑩黒鬼:伊予みさき(ベッキー)
黒鬼
の正体はベッキー演じる伊予みさき。
黒鬼である伊予も、里親家族の一員でした。
目的は山城琴音の死の真相をしることでした。
みさきにとって、琴音は妹のような存在。
結婚祝いを渡せないまま、琴音の遺体が行方不明になってしまい後悔の念をもっていました。
青鬼、赤鬼とともに初期段階から賛同して計画を実行していきます。
『大病院占拠』鬼の正体を考察!⑪紫鬼:相模俊介(白洲迅)
紫鬼は相模(白洲迅/しらすじん)であることが、
第9話で判明します。
相模はSIS捜査員であり、武蔵(櫻井翔)の仲間。
いわば警察側の人間です。
相模が鬼になった理由について語られた第9話。
その関係性に、武蔵だけでなく視聴者も
『嘘だろ…』と呟くしかありませんでしたね。
『大病院占拠』鬼正体を考察!あらすじ相関図まとめ
大病院占拠で登場する鬼の正体について目的と相関関係をあらすじにまとめました。
目的は息子の死の真相を知り仇を撃ちたい?
目的は義母の死の真相を知り復讐したかった。
目的は弟の死の真相を暴き復讐したかった。
目的は婚約者とお腹にいた赤ちゃんを失った復讐。
最終回で全ての伏線がわかるのですが、何ともやるせなさが残るストーリーでした。繰り広げられた一連の事件は、病院の問題だけではなかったのです。武蔵のトラウマとなったガソリンスタンドの立てこもり事件を皮切りに動き出した百鬼夜行の計画。
「百鬼夜行」の鬼たちは決して血も涙もないただのテロリストではなく、いずれも感染症対策のためのワクチン開発計画「P2計画」によって人生を狂わされた人々であることが判明していく。引用元:Yahoo!ニュース
鬼たちは、ただ身勝手な愉快犯などではありませんでした。
皆に共通の想いがありました。
全ては、播磨と長門の身勝手ともいえる行動。
不誠実さへの怒りだったのでしょう。
遺族として、真相知りたい。。
社会的な罰を受けさせたい。
守り切れなかったことの後悔。
様々な想いが渦巻いていたのを感じます。
そして、武蔵が巻き込まれた理由も…。
大事な家族の死の不審点が、P2計画にあることに辿り着いた人物。
青鬼たちの里親『尾張耕太郎』だったのです。
武蔵のトラウマ事件と界星堂病院と知事である長門。
1本の線で繋がった時、その壮大さに思わず「あぁ…」とため息がもれました。
1話1話を見進め、最終回ですべてがわかります。
鬼たちがなぜ、ここで計画をしたのか、どんな思いを抱えていたのか。
知ったうえで、もう一度見返してみた時の没入感は半端ないのです。
続編も公開されていますが、是非、それぞれの相関を知ったうえで、改めて、この大病院占拠を見直してみてほしいなと思います!
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