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名探偵ピカチュウはひどい?評価の理由は吹き替え声優だけじゃない!

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日本での評価は「ひどい」とダダ下がりになった印象が強い実写の名探偵ピカチュウ。

ピカチュウの実写化は本当にひどかったのか検証します!

実は、ひどいと言われた内容には外すことができない、監督の意向があったのです!



名探偵ピカチュウがひどいと言われた理由

一番多く見られた理由は

①吹き替え声優さんへの評価。

②内容に関する酷評

が見受けられました。

人気なはずのピカチュウの実写が、なぜ低評価だったのか?

この内容でシリアステイストとか、大人か子供かどっちが見たらいいのか全く不明コダック。大人には話が平凡すぎるし、子供には笑いがないから、どっちもターゲットになってない。引用元:映画.comレビュー

内容は、ポケモンと言うゲームから生まれたアニメの世界観ではなく、全く違うストーリーもの。

見るターゲット層が中途半端に感じられるものほど批評が多くなりがちだと思います。

私自身も、ターゲット層がわかりにくい映画は不本意な評価になりがち。と言う点に共感。

なぜなら、同じ感覚を持てず、没入しにくい人が増えてしまうからです。

アニメの世界観を大事にしたい人に違うイメージの物を見せても楽しんもらえない。

新しい世界観に期待したい人に過去作品と同じテイストを見せてもマンネリなだけ。

つまり『どの層に向けての映画なのかわからない!』

という点で、中途半端に感じてしまい、ひどいと感じた人が多かったのではないでしょうか?

それでは、次の章では、更に細かい理由について探っていきます!



①吹き替え声優のギャップがひどい?

映画の出来そのものは悪くない
大人も子供も楽しめる
だがピカチュウの声がどうしても許せなかった
名探偵ピカチュウの正体がわかればなるほどと思えるかもしれないが生理的に無理だった
姿はピカチュウなんだから。 引用元:映画.comレビュー

ピカチュウの声優さんを務められたのは西島秀俊さん。

アニメのピカチュウからだと、かわいい高めの声をイメージしがちです。

西島さんは大人の男性なので比較的低い声が特徴です。

その声質の違いにギャップがありすぎて、違和感がぬぐえない。

と言う人が「ひどい」と感じる人に多かったようですね。

しかし、実はこの低い声こそがストーリー上とても大事なんです。

監督自身も、ここに重点を置いていました。

詳しくは

『名探偵ピカチュウ、海外の反応』

の記事で記載しています。

映画を最後まで見ると、この声が低くないといけない理由がわかります!

ネタバレを防ぐために詳細の引用は避けますが、

映画制作に当たり、監督は日本でのピカチュウのイメージを重要視していないようでした。

何より熱を入れていたのは、

登場人物の心の動き。

そこに、どんなドラマがあるのかを追求する面白さ。

そのため、ピカチュウには低い声の声優が必須だったのです。

しかし、残念ながら『感じ方』と言うのは人それぞれの要素がとても大きいんですよね。

ストーリー上の演出であることを理解していても、声の質が自分の中のイメージと違うこともある。

1つでも、小さな違和感に目がいってしまうと、全てに違和感フィルターがかかりやすいです。

設定から違和感を感じてしまった人は、中々に受け入れ難いんです。

原作から字幕版、吹き替え…と3段階の変化。

ストーリにあったイメージが作りにくかったのかもしれませんね。

その証拠に、

おじさんの声にピカチュウを乗せるとあんなにギャップ萌えが生まれるとは。

吹替版では西島秀俊の起用が功を奏していて日本人だとキチンと反応しやすくなっている

と言う意見も見られました。

ポケモンのピカチュウを切り離して、主題のイメージにスッと馴染めた人。

西島さんや竹内涼真さんの声質が、自分の中のイメージと近かった人。

は好印象をいだいているということでもあります。

やはり、アニメの実写化というのは頭の中のイメージに左右されがち。

どれだけ、自分の固定概念を崩して楽しめるかが肝なのかもしれませんね!



②吹き替え声優は本職じゃないからひどい?

もう1つは、やはり本職の声優さんを起用してほしかったという声が多そうです。

俳優さんたちも演じることのプロですが、体も表情も全部使っていることが常です。

また、イメージ戦略や広告的な大人の事情を嗅ぎ取る場合もゼロではありません。

それゆえに、本職以外が抜擢されると、

「話題作りに起用された」

というイメージが付いて回ってしまうことも理由の1つかなと思うのです。

確かに、狭き門の中、声だけで勝負を続けている本職の表現力は群を抜いています。

ピカチュウは馴染みがあり愛着のあるキャラクター。

それだけに、日本人からすると完成されたイメージがあります。

作り手が違うのでストーリーが違うのは仕方ない。

けれど、せめてちゃんと本職の人に演じてほしい!

という気持ちになってしまうのも無理ないのかもしれません。

特に今回、目立って指摘されていたのが主役のティム役を担当した竹内涼真さんの吹き替え。

棒読み感が…

という指摘を多く、見かけました。

デビューして5年目の大抜擢。

しかも完全なる吹き替えは名探偵ピカチュウで初チャレンジのようです。

経験不足の緊張もあったのかな?と思います。

ティムはピカチュウの相棒としてメインキャラです。

目立つ分、余計に話題作りと言われてしまったのかもしれませんね。

とはいえ、竹内さんは監督が惚れ込むほどの魅力の持ち主!

製作会見で来日した、ロブ監督が一目見て本編への出演をオファーしたんですって。

実は本編にトレーナー役でも登場しているんですよ。

向き不向きというよりは、慣れていないことにハマり切れなかったことも原因かもしれません。

声優と俳優は似て非なるもの。

これからの成長がどんな伸びしろになるか。

私は、数年後に見比べて「今はすごい!!」

といわれるような、こなれ感が出てくるのを密かに楽しみに感じていたりします。



③内容がひどい?イメージが違う

ハリウッドで作られた名探偵ピカチュウは、

ピカチュウでありながらピカチュウではない。

ポケモンでありながらポケモンではない!

そんなイメージでした。

ピカチュウと主人公がタッグとなって謎解き、と言うよりは問題解決をする本作だが、別にポケモンの能力を借りてどうこうみたいな展開はなくただモンスターのいる世界でアクションする主人公ペアの映画だった。
ポケモンの3DCGは出来がよく、少し怖いけど現実にいたらこんな感じなのかなという想像が掻き立てられた。
しかしポケモン愛を感じたのはそこぐらいで、1番不愉快だったのはピカチュウの扱い。ピカチュウがただの父親の憑依先でしかなく、父親が出てきたらただのペットみたいなラストが受け付けなかった。引用元:映画.comレビュー

主人公がサトシじゃない時点でポケモンではない。
しかもよりによって何故黒人。
さらに違和感が増して全然入ってこない。
ピカチュウが話すのもおかしい。引用元:映画.comレビュー

どうしても、ポケモンのアニメを思い浮かべてしまうので、

トレーナーとポケモンの絆。

ポケモンやトレーナーの成長。

を求めてしまいます。

しかし、名探偵ピカチュウは、そこじゃないんですよ。

どちらかというと、亡くなった父親の足跡を追うような感じです。

感動ポイントがズレているように思いました。

これは、あくまで私たちが抱きやすいポケモンのイメージとずれてるという意味です。

ストーリー自体はわかりやすく見やすい物でした。

特に、日本人は固定概念に縛られがちになることも多いです。

それだけに、内容がちがうとわかってはいても、

「求めてる感動ポイント、そこじゃない!!」

と、違和感を強く感じてしまったのかもしれませんね。



④推理物じゃない!ネタバレ展開

前章でもお話ししましたが、ストーリーとしてはわかりやすいんです。

けれど「名探偵」を名乗るほど推理物としての面白みは感じられませんでした。

・原作ではポケモン達と協力して、ポケモンの性質や特徴から
なぞ解いていきますが、この映画では推理要素はありません。
ただ行き当たりばったりで話が進みます。何が名探偵なのでしょう?引用元:映画.comレビュー 

ポケモン出なければならなかった要素が薄いように感じました。

変な話、主軸が「親子の絆」なので、ぷーさんでも別のキャラでもダメではない。

そんなイメージでした。

原作のゲーム設定ではポケモン達の特徴や性質をつかって、謎を解いていきます。

けれど、映画ではそれもほぼなし。

全く別の物語に、ポケモンの姿形をかりて乗せているだけ。

と言う印象が強くなってしまったんですよね。

ポケモンを見に行く映画としてはいいと思う。
映画として楽しもうとしたらあんまり面白く無いかも

引用元:映画.comレビュー

ポケモンの映画として物語を楽しむように観るという感じではなさそう。

ポケモン好きさんは、登場する実写化された、生のポケモンを見て楽しむ!

と言う人も多そうです。

一応、バトルシーンも出てくるのですが、最後に少しだけ。

ほぼ無いに等しいです。

実写化で、どんなバトルシーンがあるのかな?とワクワクしながら来た人にとっては残念な感じ。

ポケモンの特技や個性を使った謎解き推理物!という期待をもって来た人には物足りない。

そのような理由で、少し残念な評価になってしまったのかなと言う印象です。

やはり原作からのイメージに加えて「名探偵」の看板を背負ったタイトルです。

「親子の絆」は主軸にあってもいいけれど、キャラありきというだけでは残念です。

もう少し、推理物としての要素が深くあったら、もっと楽しめるかなと思いました。

 

日本では『ひどい』という意見が、やや優勢のように思えますが、海外の反応はまた全然違うんです!

 

海外の反応との違いは

別記事↓でも比較しています。

【しわしわのピカチュウ・海外の反応は大人気!?】

 

さて、あなたはどっち派!?



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