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『マイノリティ・リポート』映画で息子はどうなった?アガサとの関係は?

本当はどうなる?隠れた意味
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『マイノリティ・リポート』の映画で誘拐されたように見え、失踪したままの息子『ショーン』。

消息がつかめないまま、息子はどうなったのか?

ショーンの未来を予知したアガサとショーンの関係。

謎のままになっている疑問を、考察しやすいように整理していきます。



『マイノリティリポート』映画で息子はどうなった?

マイノリティリポートで行方が気になるのが、主人公ジョンの一人息子『ショーン』の存在です。

ショーンは一家でピクニック中に、プールサイドから突然、失踪します。

亡くなったのか、それともどこかで生きているのか?

ショーンの生死について、実は、劇中で明確な描写はされていないんです。

そのこと自体、あまり大きく展開しなかったので、

「息子のショーンはどうなったの?」と思った人も多いはず。

ショーンの生死については視聴者側で推測するしかないようです。

しかし、ジョンの様子をみてみると、ひどく傷ついている様子でした。

ショーンがいない悲しみから薬に手を出してしまうほどです。

仕事に没頭し、家に帰ったらショーンの映像を見る…。

というだけの何とも寂しい日々を送っています。

ショーンがどうなったか、明確な描写がされていないので、様々な要因化から考察しました。

ジョンの様子と、映画のストーリー展開から、ショーンは亡くなっていると考えられそうです。

ジョンには、希望的な行動をとるよりも悲しみを常に抱えている様子ばかりがうかがえました。

「犯罪に対して憎悪」の方が強く、まるで、犯罪を撲滅すると言うことしか頭にないようです。

考えたくもないし、これ以上の悲劇を経験したくない、一心のように感じます。

つまり、仕事に没頭しているのは、他の家族を同じような目にあわせたくない。

という強い思いがあるからではないかと思ったんです。

ジョンの行動による憶測からは、大事な息子は亡くなったと考えられそうです。

次の章では、生きてる可能性についても考察します。

ショーンの生死に関係がありそうな人物を絡めて具体的に整理していきます!



マイノリティリポート/ショーンとアガサの関係。

映画では、ジョンがアガサを連れてララの住んでいる家に行くシーンがあります。

そこで、アガサは、大人になったショーンの話をするんです。

アガサがショーンの未来を予想できたってことは???

ショーンは生きてるのでは!?

という可能性も出てきますよね。

そもそも、ショーンとアガサ、2人はどういう関係だったの?

と、気になった人、いませんか?

(私は気になりました・笑)

映画を観る限り、ショーンとアガサは直接的に関係はなさそうでした。

しかし、アガサの登場で重要なのはアガサの能力です。

アガサがショーンの未来を予知できました。

アガサは過去や現在の出来事を見るだけでなく、未来の出来事も予知することができました。

その能力はプリコグシステムの中核となるくらい高いもの。

その能力の高さは、アガサはショーンの未来を予知するだけではありません!

ショーンの行動や運命に影響を与えることもできたのです。

アガサが語ったショーンの未来は

10歳になったショーンは動物に囲まれ幸せそうに暮らしている。

ショーンは23歳になって大学へ行きクレアという女の子に恋をする。

という、かなり具体的なものでした。

しかし、ここで重要なのは…

アガサは最後に「でもまだショーンは6歳のまま。」と言っていたこと。

6歳というのはショーンが消えた時の年齢です。

つまりショーンの時間は消えた(誘拐された)時のまま、止まっているのです。

ショーンの未来の可能性を予知することもできるけれど、実際の時間は止まったまま…。

というのは、かなり切ないように感じます。

過去から時間が進まない…ということは、ショーンは亡くなっている。

ということになりますよね。

ショーンとアガサは直接的に関係をもつことはありませんでした。

しかし、アガサはジョンに将来の可能性があることを伝えたかったのはないでしょうか。



マイノリティリポート/息子が生きてる可能性。

アガサがショーンの未来について予知したことで。

『生きているのでは?』と思った人も多いと思います。

ショーンがいなくなった時、クロウが息子のショーンを誘拐したように見えてました。

物語りが進むうちに、バージェスが手を回していたことがわかりました。

囚人であるクロウに、子供を殺したふりをするように仕向けていたのです。

ジョンにクロウを撃たせるためのバージェスの画策でした。

バージェスは、ジョンがアガサ達の真相に近づき始めたことに気付きます。

真相がわかってしまう前に、ジョンを逮捕し、事なきを得たかったのが理由です。

そのくらい、ジョンは鬼気迫る勢いだったのでしょうね。

つまり、ジョンがクロウの部屋で見た写真は、ショーンではなかった!ということです。

ショーンを殺したと思わせ、ジョンの怒りをクロウに向けるために用意した写真。

全く何の関係もない子供の写真だったのです。

ということは???

ショーンが生きている可能性を示しているようにも感じますよね。

確かに、ここまでの状況を整理しても、断定しにくい可能性ばかり。

五分五分のまま、ショーンの生死は視聴者の考察に委ねられていると言えますね。

ネットでもかなり話題になっていました。

生きていると考える派、亡くなっていると考える派、様々です。

あなたは、どっち派の意見でしょうか?

ちなみに、私は、再度、登場がないまま、失踪しているままの目的も不明瞭である。

という点から考えて、ショーンが亡くなっている方に1票です。



マイノリティ・リポート/息子がどうなったか、不明確な理由

息子の生死に関してもですが、これだけ、はっきりせず、決め手に欠けたままな理由。1番の大きな理由として感じたのは、映画の原作タイトル

に関係している。ということ。

原作のタイトルについては、別記事でもふれています!
『マイノリティ・リポート映画の意味や矛盾』

こちらも合わせてチェックしてみてくださいね!

 

マイノリティリポートという映画は、そもそも、ぼかした表現が多い気がします。

意味ありげな演出はたくさんあるのに、ハッキリとした答えがない(見えにくい)ことが多い。

それが、考察を決定しにくい原因の一つとも言えそうですよね。

逆を言えば、

小さな可能性が正しいこともある。

決まった未来(の選択)は1つではない。

という『マイノリティ・リポート』の原作になぞらえた演出なのかもしれません。

正解が見えずモヤモヤする反面、色々なパターンを考えて楽しむこともできますよね!

少数意見だからといって「違う」ことにはならない。

そういった「謎の解き方」も、この映画の魅力なのかもしれません。



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