ソウルフルワールドが公開中止の理由について。
ソウルフルワールドは怖い映画?
22番の存在の意味やジョーの最後のセリフまで考察しました。
ソウルフルワールドが公開中止の理由!劇場公開を中止にした2つの理由!
深く響くストーリーと、独特な世界観が話題となっていたソウルフルワールド。
延期と公開中止には2つの理由があるんです!
当初、2020年8月に上映予定でしたが、2024年まで映画館での公開はありませんでした。
公開中止には、コロナ感染症と、おうち時間の増加が関わっていたからです。
ディズニー&ピクサー最新作『ソウルフル・ワールド』が、新型コロナウイルスの感染状況ならびに来場者の安全と健康を第一に考え、アメリカ本国での公開延期にともない、日本での公開についても延期。新たな公開日を12月11日(金)とすることを発表。引用元:moviewalker
まず1つは、感染症、コロナの影響です。
コロナの影響で、全米公開が延期されていました。
日本でも夏の公開を延期し、冬に劇場公開される予定でした。
一向に収束の兆しをみせないコロナ。
コロナにより公開が危ぶまれていたことが大きな理由の1つです。
そして、もう1つは、おうち時間が増加したことではないでしょうか?
ディズニー・ジャパンでは今年9月、やはり年内公開を予定していた実写映画『ムーラン』を、Disney+での配信に切り替えた。引用元:シネマトゥデイ
時同じくして公開予定だった、実写化のムーラン。
ムーランを配信サービスに切り替えたことです!
配信での反応が良かったことから、ソウルフルワールドも同様に、配信サービスのみに切り替えとなったんですね。
コロナによって、おうち時間が増えていました。
配信サービス、サブスクなどの需要が一気に高まった時期だったんですね。
劇場での上映自体が難しい中、不安を抱えて延期や上映をするより家庭で視聴する方が良い!!
となったのでしょうね。
ディズニーは映画の劇場公開よりも配信サービスの「Disney+」の配信に力を入れることを決定。
これが、劇場公開が中止になった2つの理由です!
通常であれば、劇場公開はチケット代だけでなく、グッズやドリンクなどの販売もあります。
家庭での視聴は、そういった収益は見込めません。
しかし、劇場に足を運べなければチケット代すらも見込めない。
今後の映画制作にあてられる予算も削減されることになってしまいます。
しかし、コロナでおうち時間が増えたことで、不利になるはずの状況がチャンスに変わったんです!
私は、ソウルフルワールドは「映画やエンタメ業界の変化も象徴していたような1作」だったと感じました。
ソウルフルワールドが公開中止の理由!怖い映画と言われた理由3選!
ソウルフルワールドには「怖い」という声も上がっていました。
一体、その理由は何なのでしょうか?
ジョー・ガードナーはジャズピアニストの夢をあきらめ音楽教師になりました。
母親に反対されても諦めきれず、ピアニストとして活躍できない人生に無意味さを感じていました。
ジョーはふとした幸運から、ジャズピアニストとして演奏する機会を得ます。
しかし、その矢先に、まさかの事故に遭ってしまう!
彼の魂は「ソウルフルワールド」という異世界に迷い込んで物語は始まるのですが。
理由① 魂の世界=死後の世界
まず、作品の設定が「魂の世界であること」
観る人が見れば、少し不気味な雰囲気に見えるかもしれません。
魂が集まるソウルフルワールドは、深い青色の空や光に包まれた不思議な世界。
生まれ変わるための試練である「あの世の審判」が待ち構えています。
その独特な雰囲気が何となく『怖さ』を連想させるのですね。
理由② 死後の世界感がリアルで怖い
魂の状態になった人々が、次に進むために、試練に挑むんです。
魂である彼らが危険にさらされる瞬間
ジョーが魂として生き返るために入ってしまった網目状の世界の描写。
ちょっとリアルです。
キャラクターたちも可愛らしく描かれていますが、死後の世界感なんてよくわからないものです。
よくわからないことに、人間は怖さや不気味さを感じたのかもしれませんね。
理由③ テーマが死と再生だから
物語の中で描かれる「死」というテーマ。
子供たちにとっては怖いものかもしれません。
魂になって、人間として生きる意味や価値について深く悩むジョー。
大人にとっては感動的です。
けれど、子供にとっては、そんな深さよりも急に魂になってしまったという怖さが残っても無理ないですよね。
「ソウルフルワールド」がなぜ怖いと言われたのか見えてきましたか?。
もちろん全ての人にとって怖く感じるわけではありません。
個々の感性や受け取り方によって、印象が変わるのも映画の面白さの一つです。
怖い?深い?
あなたはどこに共感するでしょうか?
ぜひ、自分の目で確かめてみてくださいね!
ソウルフルワールドが公開中止の理由!22番の意味を考察!
ジョーと共に冒険する謎めいた存在、22番。
なぜ、名前が「22」という数字なのか?
「22」にはどんな意味があるか、考察してみました!
22の意味を考察① 数秘術のマスターナンバー
数秘術でみる誕生数22はマスターナンバーと呼ばれます。
考えることのスケールが大きい!
頭はいいのですが、繊細な感性も持っていて。
責任感もつよく、妙に現実的です。
実行力も大きいのですが反面、自己中心的にみえることもあります。
心配性と頑固さで懐疑的になったり。
被害妄想など破滅的な面がでてしまったりすることもあるのですが。
22番、見方を変えると思い当たる節が(笑)
22番は他の魂たちと少し変わっていました。
ソウルフルワールドでは講師がきらめきを伝えて、魂たちをその気にさせます。
人間にきらめきを見出せず、生まれ変わることを拒否し続ける、講師泣かせの22番。
本来なら魂は生まれ変わりを選択します。
なのに、22番はソウルフルワールド(魂の世界)に居続けたいという。
それは、ただのワガママではなく、頭が良くて自分をはっきり持っているので、言われたことに流されなかったのかもしれませんよね?
また、妥協もできず、懐疑的になると、流されるものか!
と、強情になっても不思議はありません。
22番は、自分自身が人間になることを拒否しています。
ジョーとの取引を通じて人間になりたくない理由を学ぶことになります。
少し、独特の強さやこだわりを持った22の数字。
数秘術でみるマスターナンバー22の性質、22番と似てると思いませんか?
22の意味を考察② 作品数に込められた22番
ピクサーの長編映画として、「トイ・ストーリー」(1995)から数えて23作目となる「ソウル(原題)」引用元:映画.com
ソウルフルワールドは新しい世界に飛び込む勇気や素晴らしさに目を向ける映画です。
ずっと人間になることを拒否し続けた22番は、様々な体験をして『人間になること』を受け入れていきます。
ソウルフルワールドの前に長編映画は22作品ありましたね。
過去の22作品を経て、新しいスタートの23作品目にソウルフルワールドがやってきたのです。
22番はゴールであり、23番目の作品に進むために必要不可欠な存在。
このソウルフルワールドのテーマに近いものを感じませんか?
もしかしたら、このソウルフルワールドは監督にとっても、ピクサーにとっても新しいスタートを意味するのかも…。
私は、そんな風に少し意外な目線からも考察してみました!
あなたが共感できそうな考察はありましたか?
ソウルフルワールドが公開中止の理由!ジョーの最後のセリフの意味と感想。
ジョーの最後のセリフの意味が深いです!!
物語のラスト。
母親とも和解し、先輩のデジーから回された演奏会は大成功。
けれど、ジョーの心はきらめかない!!
ジョーは音楽家であることを「証明」するために、長いこと夢を追い続けていました。
大成功を収めても、帰りの電車の窓に映る自分は何も変わらない。
ジョーは『何か』だから特別なのではないと気が付いたのですね。
小さなことの中にもきらめきがあります。
一見、自分が求めている望みとは違うように見えるものの中にもきらめきがあります。
「今この一瞬を大切に生きることがきらめきなんだ」
と、わかったのではないでしょうか?
ジョーにとって全てのことが一つになり、音楽は魂にとって本当に大切なものだと感じられた瞬間だと思います。
人は、自分自身の内面に向き合いながら成長します。
ジョーは、自分自身が音楽家であることを証明しようとする過程で、新しい答えを見つけました。
音楽や人生の理解が深くなりましたよね。
私は、最後のセリフは、ジョー本人だけではなく、全ての人に贈るエールだと感じました。
どんな時も自分の内側と向き合い成長することの大切さ。
大きな達成(幸せ)も素晴らしいけれど、小さな中にも達成(幸せ)はあるのだということ。
それは、すべて、今この一瞬を大切に感謝して生きることにつながります。
ジョーの最後のセリフで知ることができるように、ソウルフルワールドは、私にとって、大事な気づきを与えてくれる作品だと思いました。
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