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「マトリックスリローデット」預言者オラクルの秘密と仮想現実の謎

深くてやばい!
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マトリックスリローデットはシリーズの2作目です。

映画マトリックスシリーズは全4部作。

預言者は全編に出てくるのですが途中で変わっています。

なぜなのでしょう?

預言者オラクルの秘密や仮想現実とのかかわりを追ってみました。



「マトリックスリローデット」預言者オラクルの秘密。キャストが変わった理由

預言者オラクル役を演じたグロリア・フォスターが糖尿病による合併症で亡くなったため、この役はメアリー・アリスが引き継いだ。 引用元:Wikiped

マトリックスで重要な役どころの預言者オラクル。

1作目のマトリックス、2作目のレボリューションズは同じ役者さんでした。

グロリア・フォスターが預言者を演じていました。

しかし、糖尿病を患っていたため、撮影中に亡くなってしまいます。

3作目からは、メアリー・アリスにキャストが変更されます。

厳密には4作目にはオラクルは出てきませんので3作目のみですが。

この時、顔が違うことを話が違うのだからとスルーせず、

【ネオを導く代償】としてマトリックの設定に活かしています。

私自身も何の不思議もなく、なるほど!と引き込まれてしまいました。

グロリアフォスターさんの温みのあるオラクルも好きでしたが、

私は、メアリーアリスに代わってからのオラクルは、凛とした空気をまとっていると感じました。

導く存在感としてのオーラが滲み出ていた気がします。

そのメアリーアリスさんも、2022年(享年87歳)お亡くなりになっています。

マリーアリスさんの死因は老衰とのことでご自宅で亡くなられたようです。

マトリクスでの厳かな声のトーンを思い出すと、残念に思えてなりません。



「マトリックスリローデット」預言者オラクルの秘密。預言者はどんな存在?仮想現実の世界をつくった存在は?ザイオンとは何か?

コンピュータの中で無秩序に広がった仮想世界が、コンピュータの意思決定能力にすら影響すると知る。そしてオラクルは、人類を救うためにネオがマトリックスのソースにたどり着かなくてはならないことを告げた。引用元:Wikiped

的確に助言を与える預言者とはどんな存在なのでしょうか?

彼女が与えるのは助言だけ、答えは与えません。

常に、答えはネオ自身が導き出します。

実は、マトリックスリローデットでは預言者について深く語られて語られていません。

3作目のレボリューションズでネオがソース(マトリックスを生み出した源)にたどり着きます。

その時に設計者から明かされる真実です。

『預言者はプログラムの一つ』

仮想現実(人間として生活していると思っている世界)の設計者であるアーキテクト。

彼は『設計者がマトリックスの父なら、預言者はマトリックスの母である』と言っていました。

重要なメインプログラミングということがうかがえます。



「マトリックスリローデット」預言者オラクルの秘密。なぜ、プログラムでもある預言者がスミスを倒すことに協力したのか?

彼女は平和を取り戻したいと願い、ネオたちに協力しているように見えます。

3作レボリューションズのラストで預言者オラクルが、自ら罠を仕掛けスミスを追い込みます

バグを起こさせてウィルス対策ソフトを破壊にかかる。

という感覚なのでしょうか。

それにより、均衡という部分に歪が生まれ、ネオはスミスを打ち破ることができたように思います。

ここで疑問が!!

プログラミングであれば、スミス側ではないの?と思いますよね。

なぜ、ネオ達に選択を与え、導いたのか?

それは、預言者オラクルは直観プログラムだったからです。

選択という形を与えて、自由意志(刺激)を与えることが役割です。

ザイオンを維持するためには巨大な電力が必須です。

人間の不完全さがマトリックス内での電力供給に一役買っていました。

何とも皮肉な一面があったのですね。

◎全てがおとなしいと波風が立たない=動きがない=電力が起きない

◎全てが異端=動きが強すぎる=ショートしてしまう

預言者と設計者は互いに動きながら、抑えては崩し、崩しては抑えます。

そのアンバランスさをもってバランスをとる。

という状態を常に繰り返していました。

だからこそ、預言者はネオ達に力を貸していますが、

もしかしたら、プログラムの役割としてただただ忠実だったのかもしれません。

 

私自身、個性はそもそもアンバランスなものと思っています。

アンバランスな物なのに、あえて平等を求めている。

不自由さを絶妙なバランス感覚で均衡させている現代の世の中と重なって見えました。



「マトリックスリローデット」預言者オラクルの秘密。ネオとスミスの関係

電脳空間マトリックスの監視や破壊行為の防止のために作られた人間型ソフトウェアエージェント、および彼らが所属している治安組織。

マトリックス内のバグの後始末をしたりといった、マトリックス内の秩序を保つのが任務であり、パソコンで例えるなら、セキュリティソフト 引用元:Wikiped

この記述だけ見ると

どっちが良いものかわからないですね!

人間の脳みそは固定概念でできている。とつくづく感じます(笑)

そう、どちら側からみるかなんですよね。

スミスからしてみれば、ザイオンの人間、ネオたちのような異端者は排除すべき敵です。

信号を無視して問題行動を起こすのですから。

これが意思を持った人間が人間らしく自立したいのだ!と考えると当たり前のことです。

作られた世界の中の秩序から外れる異分子と表現されたらまるで逆の印象ですね。

 

存在感としてのスミスとネオも比べてみました。

陰と陽の対局性を持ちつつも同じ存在。

というのが、私の見解でした。

自分の意識として開放されるために動くネオ。

全てを統一的に支配下に置くために動くスミス。

ネオに光が当たるほどにスミスの闇が暗さを帯びていきます。

ネオが強くなればスミスも同じ質量で強くなる。

決して混じわらないけれど、同じ質量がぐるぐる追いかけっこする、陰陽図を思い起こさせるんですよね。



「マトリックスリローデット」預言者オラクルの秘密。ネオが強くなった理由と全てを解明する秘密!

ネオは何であんなに強かったのか!

救世主だから。というだけではありません。笑

元々はハッカーですから、戦いなんてできませんよね。

それが、グングンと強くなったのはなぜか?

それは、ネオが創り出せる。ということを思い出したからです。

預言者オラクルとの会話 「汝、自身を知れ」
『マトリックス』では多くの精神世界に関する話が飛び交う。その中でも、 “預言者” であるオラクルの自宅に尋ねるシーンはネオが救世主となるために最も重要となる経験が描かれている。オラクルの部屋には「汝、自身を知れ」と掘られた彫刻が飾られている。

引用元:https://frasco-htn.com/review/5579/ 様

古代ギリシアに存在した、アポロン神殿の入口にも刻まれている言葉。

この言葉が実はすべての始まりであり、全ての答えでもありました。

そして、そのメッセージをずっと発信し続けたのが預言者オラクルです。

思い出してみてください。

モーフィアスが赤いカプセルと青いカプセルをネオに差し出し『選べ』と言いますね。

そこから覚醒の物語は始まります。

救世主であることも、自分は飛べるのだということも、全てネオが選んでいきます。

選んだといっても思い込むのでは意味がありません。

思うのではなく確信する。といったら伝わるでしょうか。

本来なら操作されるべき単子が、自分で自分をプログラミング始めちゃったわけですよ!

その『確信』により、ネオは強くなり覚醒していったと考えられます。

預言者オラクルは、最初からずっと『選択』を投げかけていました。

ネオ自身がプログラムとなる手助けをしていたようにも思えますね。

 

マトリックスリローデットの感想。

これは、私たち自身にも当てはまる部分があると思うんです。

赤いカプセルの選択:進みたい未来を信じて何ができるかで動き続ける。

青いカプセルの選択:進みたい未来より今ある慣れた場所に居つづける。

目の前に2つの選択のカプセルが差し出されています。

どちらのカプセルを選ぶこともできます。

今ある不満を変えることより、慣れた場所を変わることの方が不安なタイプ?

変えていくことの怖さより、未来の希望を信じるタイプでしょうか?

 

預言者オラクルは常に私たちの世界(マトリックス)に選択を投げかけているかもしれません。

あなたは信じた道を進みますか?

慣れ親しんだ「今」に留まりますか?

 

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