ジョンウィックでウィンストンはわざと裏切ったのか?
ジョンウィックシリーズ通して重要な登場人物です。
ウィンストンについてネタバレありで解説&考察します。
ジョンウィック3|ウィンストンはわざと裏切った?
ジョンウィック3のラストシーン。
ウィンストンはわざと裏切ったのでしょうか?
わざと裏切ったように見せた!というのが私の考察です。
理由もお話していきますね。
トータルで見た後だからこそ言えることなのですが…。
ジョンウィック4(コンセクエンス)のラストシーン。
ウィンストンはジョンの墓石に手を置いて見つめ、
「息子よ、さよなら。。。(farewell my son)」と言っていました。
ジョンとウィンストンは親子ではなく盟友です。
しかし、ウィンストンは、歳が離れたジョンを息子のように思っていたのでしょう。
ジョンを撃つ時の状況から考えたら、2人が生きのびる確率が一番高かったとも思えますよね。
自分が果たさなくても、他の殺し屋がジョンを狙い続けることは明白です。
ならば、一世一代の賭け。
ジョンを逃すための隙を作りたかったのではないでしょうか?
使命、強要、本心
全てが渦巻く世界で、抜け道(打開策)を見つけるのは容易ではありませんね。
他の殺し屋、黒人たちが見事!と言い放つ程には本気で銃口を向けています。
ジョンも戸惑ったかもしれません。
しかし、下で待っていたキングが運んだところを見れば、長年の阿吽の呼吸。
考えていることくらいお見通し。
という雰囲気をみてとれます。
亡骸が見つからなければ、どうなるのかはわかっているが、周りから見ても見事としか言いようのない状態で、ジョンを撃ち抜いているので、一応、自分の任務は全うしたと言えなくもない。
運が良ければ裁定人をかわせるかもしれない。
敵サイドに見張られてる状況での決行は並大抵ではありません。
それをやってのけるくらい、腕があり、また、ジョンを大事に思っていたことの現れでしょう。
ジョンウィック|ウィンストンはわざと?ウィンストンの最後
ウィンストンの最後はどうなるのか?
頭抱えたくなる場面も多いのがジョンウィックです。笑
首席連合から支配人という身分を剥奪されそうになるウィンストン。
同時に、自分の生涯の安息を求めるジョンに命を狙われます。
結論から言うと、ウィンストンは生き延びます。
シリーズ4作目、ジョンウィックコンセクエンスの最後までしっかり登場しています。
では、どう生き延びたのか?
ウィンストンは最後どうなるのかを詳しく解説&考察します。
ネタバレしているところがありますので、ご注意ください!
首席連合は、ウィンストンから聖域であるコンチネンタルホテルの支配人の座を剥奪しようとしていました。
首席連合とは裏社会で一番権威あるボス集団のことです。
当然、忠誠心第一主義者の集団です。
ウィンストンも身分の剥奪とあっては、大人しく従うつもりなどありません。
またその決定の裏で、もう1つ別に進みだした計画がありました。
「ジョンへのウィルソン暗殺依頼」です。
今の生活から解放され、妻との想い出でひっそりと生きたいジョン。
ジョンは他者を省みず、持てる限りの手札を使って、首席連合のリーダーの1人エルダーに会いにいきます。
そこで、エルダーから取引を持ちかけられます。
ジョンをこの世界から永久に追放する代わりにウィンストンを消すように命じられるのです。
ジョンは、自分の安息のために実行しようとコンチネンタルホテルに向かいます。
もちろん!ウィンストンも黙ってやれるタマではありません!
なんと!!ジョンに取引と思えるような会話を持ちかけるんです。
君が撃つなら、ここで死んでもいい。友に殺される方が敵に殺されるよりいい。決断しろ。 引用:ジョンウィックパラベラム/ウィンストンのセリフより
ウィンストンはジョンに
お前は一生、首席連合の下につくことになる。自分と一緒に闘おうと問いかけます。
いやもう、私には、ジョンがうまく言いくるめられたようにしか見えなかった。笑
結果、ウィンストンとジョンは首席連合を敵に回すことを決意します。
ウィンストンはジョンの腕がピカイチなことも、もちろん性格も知っています。
忠誠心と自己防衛の間で逃げ場のないウィンストン。
首席連合に楯突くのは簡単なことではありません。
ジョンの性格をうまく利用して、賭けに出たのかもしれませんね。
ジョンウィック3「パラベラム」では、ウィンストンとジョンの絆を感じるのかと思いきや
お互いに自分の目的を果たすためならば。。。
という冷酷さが垣間見えてしまい、私は
「え?あれ?マジか!?」
と引き気味に驚いてしまいました。
もう、駆け引きだらけで何が真実か分りゃしない!
次の章では、そんなウィンストンの正体を、素性・人格など様々な角度から考察します!
ジョンウィック3|ウィンストンはわざと裏切った?ウィストンの正体
ウィンストンの正体、簡単なようでいて謎が残されています。
というか、食えない男です。
この章では、ウィンストンの正体を【素性】と【人格】にわけて考察します。
ウィンストンの正体:素性
素性としては「殺し屋」という闇の世界に手を貸し。
闇の世界の中で唯一、侵されない協定が結ばれた聖域。
コンチネンタルホテルの支配人ですね。
しかし、ジョンとは古くからの知り合いであることは間違いありません。
と言うのも、ジョンが過去に所属していた組織「ルスカ・ロマ」の十字架のタトゥーがウィンストンの腕にも入っています。
これは、ジョンウィック4のラストシーンでジョンの墓石に手を置いた際にチラリと見えるので判明します。
つまり、過去の組織で共に過ごし、義兄弟というくらい近い存在だったのではないかと考察できます。
そう考えれば、ジョンに対してやや甘めの処遇をとるのも納得がいきますね。
ジョンウィックのスピンオフ作品として
ザ・コンチネンタルというドラマが公開されています。
『ザ・コンチネンタル: ジョン・ウィックの世界から』は、1970年代を舞台とし、ウィンストン・スコットが暗殺者たちの隠れ家でありながらいかなる仕事も許されないホテルチェーン「コンチネンタル」のニューヨーク支店支配人としての地位を確立するまでの背景が描かれる。引用元:Wikipedia
スピンオフドラマ「ザ・コンチネンタル」ではウィンストンが主人公です。
支配人に登り詰めるまでを背景とともに描いているのです!
ジョンとの出会いや過去の関係性も語られるのでは?
と思うと、こちらでチェックするのも楽しみですね!
ウィンストンの正体:人格
ジョンに対して隙を作ったり、優しい男なのか?
と言えば、そうでもなさそうです。
ウィンストンは長いこと裏社会で生きています。
それなりの立場も保持しています。
それがありありと伝わってくるような要素が盛りだくさんでした。
食えない男!です
まぁ、ジョンも一緒ですけどね。
ジョンウィック|ウィストンはわざと裏切った?まとめ
前半の首席連合を敵に回すという2人の共通の決意を受けて、協力体制が整ったのかと思いきや、ここでまたどんでん返し。
今度は、ウィンストンが自分の地位を守るための交渉を首席連合と交わします。
見返りにジョンを殺すことを要求されるんです。
ウィンストン、あっさり実行にうつそうとします。
「やられたらやり返す=貸し借りなし」
という、ウィンストン流の流儀なのでしょうか?
そう考えると『安息を求める』という同じ理由でお互いを差し出すというフィフティフィフティさ。
最初の取引で自分を見逃したジョンに対して、今度はウィンストンが見逃す番だったのか?と考えてしまいます。
う~ん、なんだか
全てはウィンストンの計画通りだったのか?
と思えてきませんか?
やっぱり食えない…笑
とはいえ、2人が万が一にでも生き延びられる道は?
確かに、最短ルートかもと思います。
シリーズを通して観察してみた時、ウィンストンのジョンへの対応は、やはり他の人へのものと比べたら、ゆるい気がします。
冷酷なようで、なり切れていない。
どこか逃げ道を用意していると感じました。
かつての強い忠誠心よりもジョンを生かしたい。
と思ってしまったのではないでしょうか?
ウィンストンの中に、ジョンに対する父性の様なものが湧いていたのではないでしょうか。
優しさや明るさとは全く別のものに染まっていた自分。
自分でも気がつかないうちに、父性で動いてしまってる。
そんな風に思えてくるのです。
そりゃ、忠誠心を重んじる首席連合にしてみたら、ジョンは目の上のたんこぶに思えるでしょうね。
ウィンストンからは、言葉や一般論で表現しにくい感情が垣間見える気がしました。
目には目を・・・という冷酷さはあります。
一般社会の優しさとか愛情とも違うと思います。
独特でクセっぽい一本気を持つ男。
私はウィンストンは黒と白を絶妙なバランスで生きているような人だと感じました。
続きが気になるあなたに!
感じ方や楽しみ方が多様なジョンウィックシリーズ。
あなたは、ウィンストンをどんな人物だと観ますか?
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