ジョンウィック4、コンセクセンスに日本人キャストが登場!
大阪はロケ地なのか?
日本で撮影された理由や日本での撮影シーンの感想。
ジョンウィック4の日本人キャストは誰?コンセクセンスで真田広之の役は…
ジョンウィック4「コンセクエンス」には日本のキャストも登場します。
ジョンが命を預けるほど信頼できる数少ない友人役。
登場するのは、真田広之さん。
真田広之さんはコンチネンタルホテルの支配人「シマズ・コウジ」を演じています。
スタエルスキ監督は、前作『パラベラム』でも真田に出演をオファーしていたことを明かしており、念願のタッグとなる。引用元:シネマトゥデイ
チャド・スタエルスキ監督から直接オファーがきて快諾した真田さん。コンセクエンスで描かれる日本人のシマズには、『外国から見た理想的な日本人』が投影されているように感じました。
礼儀、礼節を重んじる。
友人はたとえ命をかけても裏切らない。
大切なものを最後まで守ろうとする心。
が表現されているようでした。
真田広之さんの柔らかくも芯の揺らがない雰囲気はピッタリだと思います。
柔能く剛を制す
という言葉がこれほどにぴったりな人がいるだろうか。
柔らかい雰囲気がありつつも、友人でありながらジョンを狙うケインに義兄弟の誓いを忘れたのか!と問いかけ続けます。
『心』を通わせた『誓い』の重みを感じさせてくれます。
もう1人、日本人のメインキャラが登場します。
シマズの娘「アキラ」役をリナ・サワヤマさんが演じています。
リナさんはシンガーソングライター。
新潟出身、イギリスでの活動を経て日本で活動されています。
コンセクエンスに出てくる日本のシーン。
私から見たら軽い違和感をかんじて、少し面白かったんです。
というのは、現代というよりは、半分くらい、江戸とか戦国時代に片足突っ込んでいるように思えたから。
娘のアキラはシマズを「父上」と呼んでますし。
近未来的なアート感に和テイストを混ぜたような豪華絢爛?なコンチネンタルホテルの内装。
そこで使われる武器はまさかの手裏剣と日本刀です。
キアヌの言ってた「サムライとニンジャ」…ね。
戦う武器がピストルという飛び道具相手に手裏剣と刀…。
それはちょっと無謀なような…
と、苦笑いしてしまいました。
サムライと忍者。
なるほど、設定としてはわかりますね。
きっと日本のイメージなんだろうな。
コンセクエンスでは、カンフーもあり、手裏剣も日本刀もあり。
ピストルもありの、いろいろが混ざった戦闘シーンになっています。
ヌンチャクも出てきます(笑)
監督やキャスト達が過去に素晴らしいと感じた全てのアクションが盛り盛りに詰まっているのでは?なんて思ってしまいました。
そう思って観てみてください!
『監督たちはとても楽しく作ったに違いない!』
と、感じられてきませんか?
もちろん、楽しいだけじゃありません。
アキラとシマズに対比として起こっている深さに目を向けるとまた違った世界が見えてきます!
シマズとアキラの考えや立場の違い。
アキラの衝動と理性。
「仇を討ちたい気持ち」と「死すら問わない衝動」
「大切なものを奪われた苦しさ」と「生きる」こと。
私は、それぞれの対比を通して、アキラの葛藤と決意を感じとりました。
その葛藤と決意からも新たなストーリーが生まれそう。
別枠で続編のストーリーへと繋がっていくかも!
なんて想像してしまいました!
ジョンウィック4の日本人キャストは誰?大阪はロケ地?日本で撮影されてない?
ジョンウィック4が、日本で撮影になった理由は主役であるキアヌリーブスの一言でした!
お酒が2杯目になった頃、「もしジョン・ウィックがサムライとか忍者と出会ったら、どうする? そうなったら大阪コンチネンタル編を撮るしかないね」などとふざけ始め、(中略)
このほろ酔いアイデア交換の後日、キアヌからスタエルスキ監督に正式に4作目を製作したいという話があり、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』が誕生するに至った。引用元:vogue
日本が登場したのはサムライと忍者!
というキアヌの冗談からはじまったのです!
コンセクエンス、大阪はロケ地ではない!?
コンセクエンスには大阪や梅田駅の名前が登場します。
もちろん、来日して撮影は行われました。
実際に大阪で行われた撮影は少ないんです。
ジョンが街を走る数シーン。
道頓堀付近をつかっての撮影でした。
豪華絢爛、壮大だったコンチネンタルホテル。
日本のコンチネンタルホテルとして登場してましたね。
あれ、実は、日本じゃないんです!
ベルリン国際会議センターをつかって撮影されています!
大阪どころか日本ですらなかった(笑)
撮影時、まだパンデミックが収まってはいませんでした。
キアヌたちは日本での撮影とベルリンでの撮影をミックスしながらコンセクエンスを完成させたんですね。
大阪で撮影したのは数日間だけで、街中を走るキアヌの短編をいくつか撮りました。でもホテルの内装も屋上もベルリンそのものでした。それは、60 年代に建てられ、過去 20 年間閉鎖された古いコンベンション ホール、ベルリン国際会議センターです。シャルロッテンブルクの中心部にある巨大な建物です。そこではやりたいことは何でもできた、私たちにとってオープンなキャンバスでした。
ドニー・イェンと真田広之がこの素晴らしい決闘を繰り広げたホテルの庭園はベルリンの大きな未舗装の土地です!ホテルの裏庭のような雰囲気が必要でした。75,000本の竹を持ち込んで、東屋や滝、池などを建てました。それは間違いなく、その映画で私たちが使用した最も大きなセットの1つであり、サッカー場ほどの大きさでした。
引用元:コンデナスト・トラベラー/プロデューサーインタビュー記事より
75000本の竹に東屋、滝に池。
まさかの全てセットです。
ケインとジョンの屋内での決闘シーンの雰囲気がパラベラムのときのシーンと似ている感じがしたので、ちょっとはセットかなぁと思いましたが。
日本じゃないとは思いませんでした。
豪華絢爛な日本版コンチネンタルホテル。
これは日本人は設計しないだろうな。
海外の人が喜びそう?
という雰囲気は感じました。
あくまで私個人のイメージですが、
『ラスベガスあたりに日本風のホテルを建てました!』
といった印象を受けました。
光がビカビカ。
芸者とか日本絵がデジタルで描かれていたり。
日本刀や手裏剣がディスプレイされています。
ジョン達の聖域でもあるコンチネンタルホテルは世界中にあるという設定です。
NYやモロッコのコンチネンタルホテルも登場しています。
コンチネンタルホテル、国ごとに特徴を感じました。
統一された雰囲気の中に、各国を象徴するかのようなディスプレイが織り込まれています。
そのあたりも意識してみると面白いですよ!
ハラハラ観がさらにアップしたジョンウィック4。
息を継ぐ暇もありません。
コンセクエンスで主な悪役として登場するのが、スウェーデン出身のビルスカルスガルド演じる、グラモン侯爵。
主席連合から一任された若手貴族なのですが、卑劣というか浅はかというか。
わっかりやすい悪役です。
私は、『なぜに主席連合、こいつに一任した?』と思ってしまいましたが。
そもそも主席連合自体が切って捨てるタイプの容赦ない組織だった。
もしかしたら、主席連合はグラモン侯爵に信頼があるわけではなく捨て駒。
ジョンを始末出来たらラッキーという程度だったのかもと思えて来ます。
ジョンウィック3パラベラムで、掟を破ったジョン。
主席連合の粛正対象として賞金がかけられます。
ジョンの友人であったケインも、娘の命を人質にグラモン侯爵に加勢するよう脅されます。
賞金狙いの、世界中の殺し屋だけでなく、ケインからも追われる身となってしまいます。
ジョンウィックが最後に助けを求めたのは日本の友人シマズでした。
湧き出てくる追っ手が多すぎて目が回りそう!
肉体の蘇生力もすごすぎる。
ジョンはどんだけ最強なんだ…。
ケインは主席連合代表のグラモン侯爵からジョンの行き先の心あたりを尋ねられます。
「ジョンには友人はほとんど残っていない、中でも命を預けられるほどに信頼できる人は少ない。」
と見当をつけ、主席連合の一味と一緒に追いかけてきます。
絶体絶命のジョン。
そこに、漢気(おとこぎ)を見せてくれる日本人キャストとして真田広之さんが登場します!
ジョンウィック4の日本人のキャストは誰?ケインとシマズの戦い
ジョンがいよいよ日本に登場します。
大阪コンチネンタルホテルで繰り広げられた戦いの感想は…。
裏社会の掟を破り、粛清の包囲網から生還した伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。地下に身を潜めながら、全てを牛耳る組織:主席連合から自由になるために立ち上がった。組織内での勢力拡大を狙う若き高官、グラモン侯爵は、これまで聖域としてジョンを守ってきたニューヨークのコンチネンタルホテルを爆破、ジョンの旧友でもあった盲目の達人ケインを強引に引き入れ、ジョン・ウィック狩りに乗り出す。そんな中、日本の友人、シマヅの協力を求めてジョンが大阪のコンチネンタルホテルに現れた… 引用元:Filmarks
ようやく共感しやすい行動をとる人が出てきました。
パラベラムのラストで卒倒。
ウィンストンに撃たれたジョンを回収したキングに、
『あ、主席連合に反旗を翻すメンバーもいるんだ!』
と、少しの安堵。
からの、ジョンウィック4でジョンを援護してくれる仲間「シマズ」登場です。
大阪へと移動したジョンを追ってケインたちも日本へやってきます。
【主席連合+盲目のケイン】と【シマズ一派+ジョン】で激戦が繰り広げられることになります。
ケインはかつて主席連合に誓いとして両目を差し出しているので盲目です。
目が見えないのにケインはどうやって戦うのか不思議でした。
勘で動いているだけではなかった!
忍者のように動く日本勢に対して、ちゃんと戦い方に工夫がされていました。
赤外線センサーで鳴るチャイムを敵が動くであろう軌道上に設置して、その音を頼りに戦っていました!
むしろ、ケインが無敵ではないことが逆にリアル感。
シマズは首席連合を裏切ってもジョンを助けようとします。
シマズにしてみたらジョンは大切な友人。
アキラにしてみたら、ジョン・ウィックは死神。
無関係もいいところ。
「あんたが来たせいで…」
と言いたい気持ちはごもっともですね。
アキラはなぜジョンのために?と反発を隠せないものの、父親シマズの決定を尊重し、主席連合相手に戦います。
ケインを止めようとするシマズ。
しかし、ケインを止めることができないまま、シマズは娘のアキラの目の前でケインに殺されてしまいます。
アキラはその場で仇を討とうとしますが体はボロボロです。
「やめておけ。(復讐に来るのを)待っている」
とケインは告げて立ち去ります。
アキラ自身もケインに敵わないことはわかっていたのでしょう。
ケインの言葉に悔しさをにじませます。
アキラは父親の仇を取るために「今は」生きることを優先するんです。
いつの日かケインに「報い」を届けにいくために。
パラベラムで瀕死のジョンを助けたキング。
したたかで、どれが本当の顔かわからないウィンストン。
最後まで「友への仁義」を貫いたシマズ。
父としての想いと友人への想いに苦しんだケイン。
日本人キャストの登場で少しだけ人間味を感じる回にはなっていました。
それでも、ところどころに報われなさを感じてしまったかな。
この後、ラストシーンに向かって新たな展開が待っています。
ジョンウィック4、どんな完結を迎えるのでしょうね?
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