『大病院占拠』はひどい?つまらない?
鬼の正体、謎をめぐり爆発的な人気を誇ったドラマ。
ヒットの反面、ひどい、つまらないと言われたのはなぜなのか考察していきます!
『大病院占拠』はひどい?ドラマの口コミから考察!
大病院占拠、ひどい!
という評価もありました。
ひどいと感じた人の口コミをまとめると
①ドラマ全体が平たんに感じる
②CGや演出、出演者の作りこみなどのクオリティが低い
③ストーリー展開が雑。
というものが多いように感じました。
【ずーさんのレビュー】
みんな演技オワテない…?櫻井くんのドラマまぁまぁ見てるけど初めての違和感。アクションとか低クオリティCGとか見てらんないレヴェル…。
伏線が堂々としすぎてて、結論予想的中しちゃう。でも内部の裏切り者は、匂わせ全く見せないから、判明した時にうわコイツか…あの時のあの態度は…とかのスカッと感皆無で…【haruさんのレビュー】
所々ある、それは無いでしょ
そんなわけ無いでしょ。
みたいなシーンはフィクションですし、気にしないにしても
ストーリーがとても面白くなかったですね。
鬼の正体や理念、動機や結末
どこに対しても視聴者として
「嘘だろ?」とはならなかったです。
怪我人や死者出したく無いのか別にいいのかどっちだよ笑
警察や病院側も汚職や裏切りばかりで好感が持てず
どっち目線で観ても納得も感動もありませんでした。
サスペンス物ならもっとサプライズや全然分からない謎解き感が欲しかったと思います。引用元:filmarks
なぜ、そう感じてしまったのか?
1つずつ詳しく考察していきます!
①ドラマ全体が平たんに感じる。
ドラマのタイトルが「大病院占拠」なのに、実際は占拠している緊張感が薄いように感じられた人もいたようです。
似た目的、共通の目的を持つ仲間が鬼グループのため、物語が進むにつれ、実際は似たような展開が繰り広げられてしまったためではないでしょうか?
私自身も、サスペンス?ヒューマンドラマ?と考えてしまうくらい。
謎解きなら、徹底してわからないような推理物。
サスペンスなら、それなりの臨場感と危機感がある。
と言ったような要素の強さが欲しいと感じる人が多いのかな?と感じました。
②CGや演出、出演者の作りこみなどのクオリティの低さ。
正直、この意見がかなり多かったように感じます。
鬼の面で隠している割には特徴が出すぎていたように思います。
SNSなどでは正体が明かされる前から予想的中の嵐でしたしね。
もう1つ。
主役の櫻井君が血色良すぎる(笑)
健康な人間としては良いことですが、嵐の櫻井君の役どころは『大きなトラウマを抱え鬱症状を患っている人』
なので、全くそうは思えない目の輝きとチャーミングな丸顔が、ストーリー上の違和感になっていると感じてしまったのでしょうね。
櫻井さんのもっている『スター性』が役作りに間に合わなかったとも言えましょうか(笑)
それ以外にも
【大病院を占拠する】という設定で大騒ぎを繰り広げるわりには、CGが曖昧という意見も。
アクション映画ではないので、そこに期待をするのもなんだな?という感じもしますが。
どちらかというと、皆さん『おっとりなタイプ』ばかりに見えるのは事実。
私個人的には、おっとりな俳優さんや女優さんは好きです。
しかし、CG、アクションの甘さと重なってしまうと、緊迫感が出にくいとも感じても無理ないのかもしれませんね。
『大病院占拠』がつまらないと言われた意外な理由!
大病院占拠がつまらないと言われた理由。
ストーリー展開の雑さがあげられると感じました。
前半でなんとなく後半の想像ができてしまう。
セリフや行動で関係性がわかりやすい。など
伏線がわかりやすい。
と思った人も多かったのでは?
登場人物の個々の事情や理由はともかくとして
『ラストが衝撃!!』
というより
『ああ~なるほどね!』
といった納得感が先に出てしまう。
『くぅぅ~!そういうことか!』
という、謎解きにある爽快感が薄いように感じてしまいました。
鬼の面で素顔が見えない。
警察の内部犯
スパイ など、
事件をかく乱するような要素が盛り込まれているわりには、ネタバレなくらいわかりやすかったのです。
実際、昼の時間帯のサスペンスなども何となく犯人はわかるものです。
『わかりやすいものとして見るドラマ』
『不明感が多くワクワクしそうなドラマ』
とでは、心構えが違います。
今回、タイトルが「大病院占拠」です。
私は、視聴者側がタイトルからスケールの大きさを感じたことで、サスペンスドラマとしてのハードルが上がってしまったのかなと思いました。
この温度差に半端な感じを受けてしまったのかもしれませんね。
逆を言うなら
タイトルから感じ取る期待値が高かく、櫻井さん始め出演されている俳優さんたちの個性が強かったとも言えますね。
本来なら、利点になりそうなところですが、制作サイドとしては、意外にも、難点にまわってしまった。
という印象でした。
『大病院占拠』はひどい?鬼の正体
大病院占拠では鬼の正体が要になっています。
リーダーの青鬼に始まり、全部で10人。
11色の鬼が登場します。
◎青鬼 / 大和耕一(やまと こういち)〈27〉
リーダー。常に冷静沈着。
◎緑鬼 / 周防誠(すおう まこと)〈50〉
最年長。チームの精神的支柱を担っている。
◎赤鬼 / 美作孝(みまさか たかし)〈35〉
ハッキング担当。
◎黒鬼 / 伊予みさき(いよ みさき)〈35〉
百鬼夜行のムードメーカー的存在。鬼の面の制作者。
◎黄鬼 / 摂津公明(せっつ きみあき)〈45〉
煩悩で「後悔」を現す黄の面を準備される。
◎白鬼 / 日向ゆり子(ひゅうが ゆりこ)〈45〉
煩悩で「心の動揺」を現す白の面を準備される。
◎桃鬼 / 常陸亜理紗(ひたち ありさ)〈21〉
気が強く、奔放な性格。
◎灰鬼 / 常陸潔(ひたち きよし)〈43〉
穏やかな口調の中に強い意志を秘める。
◎茶鬼 / 加賀雄吾(かが ゆうご)〈37〉
神経質で、周囲の変化を敏感に感じとる。女性口調で話す。
◎橙鬼 / 加賀流星(かが りゅうせい)〈34〉
気性が荒く、キレやすい乱暴者で口調も荒い。
◎紫鬼 /相模俊介(さがみ しゅんすけ)〈27〉
武装集団に警察の情報をリークする、警察内に紛れる内通者引用元:Wikipedia
11人の鬼はテロリストや愉快犯などではありません。
鬼になる理由がありました。
青鬼が立ち上げた共通の想いを待って集ったメンバーだったのです。
なぜ鬼になったのか?
隠された秘密は何なのか?
最後まで見て、初めてわかる真実の数々。
所々散りばめられた伏線にどんどん惹きこまれていきます。
『大病院占拠』はひどい?百鬼夜行とは
大病院占拠で「百鬼夜行」というキーワードが出てきます。
鬼たちが動画配信を始めたチャンネル名にもなっています。
百鬼夜行
さまざまな妖怪ようかいが、夜、列をなして徘徊はいかいすること。転じて、人目に立たぬところで悪人たちがはびこり、勝手気ままに悪事をはたらくこと。引用元:学研辞書
本来、鬼や妖怪たちが夜に列を組んで歩き回る様子を言います。
しかし、大病院占拠にでてくる鬼は決して勝手気ままに闊歩(かっぽ)している印象はありません。
大事な人を亡くし。
隠ぺい工作により本当の事実もわからない。
被害者にもなれないまま、もやもやとした思いだけを重ねての犯行でした。
政府と大病院、個人的な利害関係がでてはくるけれど、じゃあ公表できるものだったのか?
と言われたら、言葉に詰まる部分があるものも否めませんでした。
(まぁ、院長と秘書のアレコレは情状酌量の余地はないと思いますが・笑)
結局、どちらの意見も少しづつわかる。
私自身もどっちつかずな想いの板挟みでした。
しかし、鬼側から見たら長門知事や病院院長のしていることは、
『人にはわからないところで、勝手気ままに悪事をはたらいている悪人たち』
と思えたのでしょう。
そう考えると、私には、動画配信チャンネルの名前は自分たちを表しているのではなく、悪人(知事と病院)の悪事を公表する。という意味だったのではないか?と思えてくるのです。
自分達を鬼に変えた悪人こそが鬼である。
そう訴え続けているようにも感じました。
まとめ
もちろんすべてではありませんが、サスペンスというには、どこかに優しさがにじむような、やるせない、ゆるい?結末とも思えました。
緩やかさと造りこみやイメージの問題が重なって『つまらない、ひどい』と感じた人もいたかもしれません。
しかし、一転。
『ありがとうございました blue 』
というメールが届きます。
物語は次章へのプロローグで幕を閉じます。
最後に鬼のメッセージが送られた人物。
果たして鬼なのか?
実は、もっと大きな展開が待っているかも?
なんて、最後に期待がでてきてしまった大病院占拠。
続編はすでに配信がはじまっています。
『新空港占拠』
大病院占拠から1年後の物語。
どんな展開になるか、こちらもチェックしてみたくなりますね!
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