プラダを着た悪魔には名言がたくさん!
今も通用するファッションセンスや名言も光る名作!
アン・ハサウェイがあかす舞台裏や名言の意味まで考察しました!
「プラダを着た悪魔」名言やファッション、あらすじも考察(ネタバレあり)あらすじとキャストの魅力から考察
ジャーナリストを目指してニューヨークにやって来たアンディは、一流ファッション誌「ランウェイ」編集部の面接を受ける。ファッションには疎いアンディだったが、編集長ミランダのアシスタントとして採用されることに。しかしそれは、地獄のような日々の始まりだった。業界のカリスマとして恐れられるミランダは、朝から晩まで理不尽な命令を次々と突きつけてくる。服装もファッショナブルなものに変え、徐々にミランダの信頼を得ていくアンディだったが、自身の私生活はボロボロになっていき……。引用元:映画.com
私の推しポイント『ただのシンデレラストーリーじゃないところ』
全部が急にうまくいくわけじゃなくて、仕事は認められたけど、プライベートはうまくいかなかったり…。
家庭と仕事、恋愛と仕事など、両立しなければならない何かを持つ多くの人のリアル。
共感ポイントではないでしょうか?
大好きな仕事のために頑張りたい!!
必死で、仕事をこなしていく女性たちのたくましい姿が描かれています。
女王のような編集長に無茶ぶりされても諦めず、持ち前の優秀さで乗り越えていくアンディ。
鬼のようで無茶苦茶な女王だけど、誰よりも仕事にプライドをもっているミランダ。
きらびやかな世界ですが、戦場ですね。
仕事仲間を戦友ということがあるけれど、通り越してバチバチです!
ファッションも見どころの映画なはずなのに、私は、思わずスポ根か?と思ってしまいました!
頂点に立つ者の苦しみや背負うものは頂点に立つ者にしかわからない。
仕事に対するプライドや価値観も人それぞれです。
ただ、各自が思うままに貫いていきます。
ここまでの鬼のような経験はないですが、私も近しいことを体験したことがあるんです。
全身全力で仕事に向かう姿、ポリシーがぶつかるところ。
なんだか懐かしいなと感じました。
最後のシーンも泣かせるんですよ!
ミランダとは考え方が合わず、限界を感じたアンディ。
携帯を捨てて、ミランダの元を離れます。
その後、アンディはプライベートを取り戻していきます。
本来の夢であったジャーナリストに向けて大手新聞社の面接を受けに行くと…。
「彼女は最も期待を裏切ってくれたアシスタントで、彼女を雇わないならあなたは大バカです」 引用元:「プラダを着た悪魔」より引用
アンディのことを新聞社に伝えたミランダの言葉です。
彼女は最も期待を裏切ってくれたアシスタントって、期待していたってころです。
皮肉も得意なミランダからの最高の誉め言葉。
愛を感じませんか?
結果、アンディは新聞社への採用が決まります。
私は、アンディの夢を後押ししてくれたミランダに大きな愛を感じました。
キャスト①アンディ(アンハサウェイ)の可愛さ!
アンディ役は、アンハサウェイです!(インターステラーでアメリア役の女優さんです)
長い髪で印象がガラリと変わってびっくり!
最初のあか抜けないアシスタント姿が成長すると共に変わっていく姿は見もの。
ファッション業界に就職したのに、ファッションに一切目を向けなかった自分の未熟さを感じて、自分を変えていく素直さが好き。
うまくいかないことを誰かのせいにすることは簡単です。
わが身に振り替えて修正していけるって素晴らしい。
私の称賛ポイントです!
とはいえ、仕事に打ち込みすぎるあまり、周りが見えなくなっていくアンディ。
「あるある」な仕事人間の経路を辿っているようでハラハラします。
キャスト②ミランダ(メリルストリープ)、女王の役作り
壮絶な編集長役のミランダ。
数々の賞を受賞しているメリル・ストリープが演じます!
「決して声を荒げず、誰もが耳を傾けなくてはならない、一番力のある人間」という印象を与えるイーストウッド氏の話し方と、「辛辣な批評に皮肉を加えて、効果的な物言いに変える」二コルズ監督の言動を取り入れることにより、静かだけれど威圧感のあるファッション業界の女王の風格を作り出しました。引用元:映画ひとっとび
メリルストリープの役作り、共感です!!
ミランダの振る舞いは、ファッション業界の女王!
逆らうことのできない重厚な威圧感をだすための人選がドンピシャすぎます。
ハイブランドの着こなしなどで、ただ素敵~と思ったわけじゃありません!
女王であるならば、誰が見ても女王であるとわかることの大切さ。
ここをしっかり押さえてだしてくるあたり、私にはビジネスの厳しさも楽しさもガツンと教えられているように感じました。
どこにも引けを取らない圧倒感。
仕事をする女性、プロとして頂点に君臨する女性はハイブランドの着こなしさえも我が物(わがもの)にするのだなぁと感動してしまいました。
「プラダを着た悪魔」名言やファッション、あらすじも考察!アンハサウェイが明かした舞台裏。
アンと直接会った直後にメリルはスタジオの重役に電話し、「彼女は素晴らしいわ。私たちは一緒にうまくやれると思う」と連絡した.
威圧的なミランダのキャラクターに徹するため、アンやエミリー・ブラント(アンディの先輩アシスタント・エミリー役)と距離を置くようにした
ナイジェルといえば、アンディを立派なエディターに育てるための数々の愛ある毒舌が印象に残っているはずだ。実はその毒舌の多くは、即興演技なのだとか。
引用元:VOGUE JAPAN
アン・ハサウェイを見出したのはメリル・ストリープだったのですね。
このインタビュー記事を読んで、私は、悪魔な編集長役のミランダを演じたメリル・ストリープのストイックさに脱帽しました。
「プラダを着た悪魔」名言やあらすじも考察!メリルストリープの悪魔(ミランダ)になれた理由!初めての体験とは
徹底した役作りはこれだけではありません。
メリル・ストリープは、ミランダの性格や習性を理解し、モデルとなる人物を選び徹底的に取り込んだりしていました。
人格すら変わってしまったのでは?
と感じさせるくらいの豹変ぶり。
他人の評価や目を気にしていたら出来ることではありません。
それこそ、自分の中に貫き通したいものがあればこそですね。
メリルはミランダを演じたことで、もう一つの“初めて”を経験したとこう明かしている。「映画を見ていて、女性の観客が男性の主人公に共感することはあっても、男性が女性の主人公に共感することは滅多にない。(中略)
「ずっと映画をやってきて、男性から『あなた(の役)の気持ちがわかります。自分の人生のようだ』という感想をもらったのは、これが初めて。私にとって、この映画をやった最大の意味はこの出来事です」引用元:vogue
これは、仕事一徹に打ち込んでいたミランダへの共感でしょう。
全てを差し置いてもやり遂げたい仕事。
プライドを持って仕事に向き合う姿。
その厳しさも楽しさも、哀しさも全部を全力で表現したメリルストリープ。
男性も自分と等身の目線で共感したに違いありません。
女性向けの映画ととられがちな映画ですが、仕事を頑張っている男性にもお勧めしたい映画です。
私は『愚痴が増えてきたかも』と感じる時にも見たくなります。
「プラダを着た悪魔」名言やファッションを考察!ナイジェルの毒舌はオリジナル!
ナイジェルはアンハサウェイ演じる、アンディを立派なエディターに育てる重要な役どころ。
野暮ったい冴えない女性から、ファッションデザイン誌のスタッフとして洗練された女性への変身。
ナイジェルなくして、アンディがミランダに認められることは難しかったのではないでしょうか?
アンディのために吐いた、愛ある毒舌は即興演技だったんですね!
特に私がガツンときたのはこの言葉。
『アンディ、いいかい?君は努力してない。愚痴を並べているだけ』
プラダを着た悪魔ナイジェルのセリフより引用
自分がちゃんと(仕事を)しても、ミランダは認めてくれないし、お礼も言わない。
というアンディにナイジェルが突き付けたひと言。
アンディは、世界中の女性が喉から手が出るような場所にいます。
悪いことばかりに目を向ければ全ての状況が悪くしか見えてこないし、成長もありません。
せっかくつかんだチャンスの中で、何ができるか、自分の最終目標にはどう活かせるか。
チャンスを活かせるかどうかは自分次第。
ナイジェルは伝えたかったのでしょう。
これは、アンディだけでなく、私たちにも言えることだと思いませんか?
私も耳が痛いと感じました。
私は毒舌なんかではなく、むしろ名言だと思っています!
本気の愛が詰まったナイジェルの名言は他にもたくさんあります。
気になる方は是非、本作を鑑賞してみてください!
あなただけの名言を探してみてはいかがでしょうか?
「プラダを着た悪魔」名言やファッション、あらすじも考察!ファッションが今でも楽しめる必見映画!
衣装は『セックス・アンド・ザ・シティ』などでも知られるパトリシア・フィールドが担当しているだけあって、真似したくなる着こなしが盛りだくさん。引用元:MINE
同僚のメアリーにダサいといわれるくらいおしゃれには無頓着なアンディがハイブランドを身に着けながら華麗に変身します。
その変身っぷりにはメアリーも口があんぐり。
私も、今みても目がキラキラしてしまいます。
ハイブランドというと、年齢層があがって妙におば様チックになりがちなイメージでしたが全然違いました!
最初の大変身に釘付け!
CHANEL(シャネル)のジャケットとブーツにマイクロミニのスカートを合わせて颯爽と登場。
その笑顔からにじみ出るオーラは前日までのアンディとは別人!
シャネルのツイードにある独特のイメージがこんなに変わるのか!
ハイブランドって、キュートにもエレガントにもカジュアルっぽくも着こなせるのね。
私の頭のハイブランドのイメージがガラガラと崩れた瞬間でした(笑)
もちろん質もコンセプトも素晴らしいのがブランド力。
ハイブランドなんか買えません!
と思ったアナタ!!
ナイジェルの名言を思い出しましょう(笑)
ハイブランドはなかなか手が出ませんが、身近にあるローブランドのコーディネートにも十分参考にできます!
そこに、あなたなりのアイデンティティが込められたアクセサリーを足したら・・・。
1本芯の通ったコーディネートが楽しめるかもしれません!
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