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リメンバー・ミーでヘクターが消えないのはなぜ?死因や歩き方に隠れた裏設定!

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リメンバー・ミーに登場するヘクターが、死者の国で消えないでいられた理由。

ヘクターの死因や、歩き方が変な理由に隠された裏設定を解説!



リメンバー・ミー/ヘクターが消えなかった理由と矛盾

死者は、生きてる人に忘れられると消えてしまいます。

ヘクターも忘れ去られる寸前で、ボロボロになり消えかかっていました。

しかし、ヘクターを覚えている人が全ていなくなってもヘクターは消えませんでした。

ミゲルの活躍によって繋がったヘクターと家族の奇跡を解説していきます!

 

ヘクターが消えてしまう理由

まず、リメンバー・ミーの物語では、生者と死者、2つの世界が描かれています。

①生者の国…ミゲルたち、生きてる人間の世界。

②死者の国…亡くなったあとの世界。先祖のイメルダやヘクターがいる場所。

人は、生者の国に生きて、死んだ後、死者の国に移行し過ごしています。

死者の国の人は、生きてる人から忘れ去られた時、2度目の死を迎え消えてしまいます。

生存時のヘクターを覚えている最後の記憶者「ココ」が認知症になり、ヘクターを忘れかけていた。

これが、ヘクターが消えかけていた大きな理由です。

何しろ、ミゲルたち一家はイメルダによって音楽を禁止されていました。

ヘクター本人を知っているココ以外は誰も、ヘクターのことを知らないも同然だったんです。



ヘクターが消えなかった理由

では、なぜ、ココおばあちゃんが死んでしまってもヘクターは消えなかったのか?

それは、ミゲルがココおばあちゃんにヘクターの歌をギターで歌って聞かせてあげたから。

その歌によって、ココおばあちゃんは生きている時に、ヘクターのことを思い出せたんです。

生前のヘクターのことを思い出したまま死ぬことができたからヘクターは消えませんでした。

つまり、生者の国で死者を覚えている人がいなくなるかどうかではなく、

『生きている記憶を保ったまま亡くなると永遠になる』

と言うことだったんですね。

このあたり『生者もいずれ亡くなるから、全員消えちゃうのでは?』

と不思議に思った人の矛盾が解消されたのではないでしょうか?

大事なことは「生きている間の想いの強さ」ということなのかもしれませんね。

私も、本当の死とは忘れ去られた時だ。

と言うのを聞いたことがあります。

生者は弔い語りながら死者を想うということは、

「大切な人が生きていた証が繋がっていくこと」

でもあるのかもしれませんね。



ヘクターの死因

才能あふれる音楽家でもあったヘクター。

親友であり、一緒に音楽活動をしていたデラクルスに殺されてしまっていたのです。

目が覚めたら死んでいた…と語るヘクター。

最初はチョリソ・ソーセージを詰まらせた。

と言われていましたが、真実は、まさかの親友の裏切り。

ヘクターは世界中の人に自分の作った曲を届けたい一心でツアーにでていました。

しかし、家族を愛する気持ちが強いヘクターは、ツアーの途中で家族のもとに一度帰ろうとします。

ヘクターの才能なしでは何もできないデラクルスはなんとか阻止しようとします。

結局、ヘクターが自分に従わないと知ったデラクルスにワインで毒殺されてしまいます。

ヘクターの持っていた作曲に関する手帳を奪い、自分の手柄にしたデラクルス。

更には、そのやり取りのすべてを配役を変え映画にし、自分の地位を高めました。

悪知恵半端ないですね…

音楽の才能はイマイチでも悪意味で詳細には長けていたんでしょうかね。

純粋で人の好いヘクターはデラクルスのたくらみに気付かないまま。

信頼していた友に全てを奪われたことがキッカケで、家族の繋がりも崩れてしまうなんて…。

なんともやりきれないですよね。

ヘクターの正体についての関連記事はこちらから。
➤『リメンバー・ミー』ヘクターの正体
イメルダとの関係や、写真に隠された伏線も考察。
ヘクターがどんな人物だったのか丸わかり!

ヘクターの歩き方が変!裏設定?

映画の前半・後半でヘクターの歩き方が変化したのに気が付きましたか?

ヘクターの歩き方にもちゃんと意味がありそうです!!

前半は、ぐらぐら、ガクガクしていて歩き方が変ですよね。

これは、骨折を繰り返していたからなんです。

ヘクターは2度目の死を迎え

かけていたため、体全体、骨もスカスカになっていました。

なので、少しでも衝撃があると折れちゃって、綺麗に歩けないくらい弱ってしまっていたんですね。

しかし、後半は歩き方も変わりイキイキとしているように見えます。

ミゲルのおかげでココおばあちゃんが死ぬ前に思い出してくれたので、力が戻ったんです。

2度目の死が回避され、ヘクターの靴や洋服もボロボロではありません。

リメンバーミーは、町並みや、死者の国についてなど、メキシコがモデルになっています。

ピクサーの制作陣は、制作にあたりメキシコでリサーチをしたんだそうです。

メキシコでスタッフ陣がリサーチした靴職人たちの生き様は、『リメンバー・ミー』で描かれるテーマと直結しているように思えます。先祖代々にわたり、古き良き伝統を受け継ぐことや、家族の絆の尊さが、そのまま本作のキャラクターや物語に反映されたからこそ、多くの人々の琴線に響く感動作に仕上がった。引用元:ガジェット通信

映画に描かれているわけじゃないので、勝手な考察かもしれませんが…。

この記載を見た時に、イメルダが靴職人を選んだ理由。

ヘクターの弱り具合が、手でも腰でもなく足もとをクローズアップした理由があると思ったんです。

モデルとなったメキシコで靴職人は家族の継承に例えられます。

靴は人が歩くことを支えます。

道だけではなく人生を進むことにも置き換えられますよね。

だから、メキシコの靴職人は誇りをもって代々継承されていたのではないでしょうか?

ボロボロの靴は、家族とのつながりやヘクターの人生に光がない状態を例えたもの。

ピカピカの靴で、ココやイメルダと元気に歩き出すヘクターの足元は人生に光が差した状態を表現したもの。

そんな風に思えるのです。

もしかしたら、あの靴は、ミゲルが生者の国にもどり、父親が作った靴を供えたのかもしれない。

そんな風に、想像してしまいました。

いずれにせよ、ヘクターが一番取り戻したかった「家族の繋がり」を取り戻した。

そう思える、演出でありラストシーンだったように思います。



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