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「インサイドヘッド」悲しみの役割やビンボンが消えた理由!心理学からも解析!

あったか映画
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インサイドヘッドは「感情」がテーマになっている物語です。

「悲しみ」の役割はネガティブでカナシイだけじゃなかった!

ビンボンのラストが泣ける理由や感情の役割についてまとめました。



「インサイドヘッド」悲しみの役割やビンボンが消えた理由。心理学からも解析!カナシミの大事な役割とは。

インサイドヘッド=頭の中(感情)の物語。

今回のストーリーは【悲しみ】の役割に焦点が当たっています。

「カナシミ」には、とても大切な役割があるからなんです。

 

11歳の主人公、ライリーの頭の中には感情の司令塔があります。

生まれて最初に芽生えた「ヨロコビ」をリーダーとして「カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリ」という、基本の5つの感情が司令塔に集まっています

ヨロコビはライリーをいつも笑顔にしたいと頑張ります。

おかげでライリーは、いつも明るくて元気、楽しそうな女の子に育ちます。

しかし、感情たちは、カナシミのことだけ理解することがでずにいました。

カナシミがいるからライリーは悲しんでしまう。

ライリーが泣きそうになるのはカナシミがいるから?

そう思うと、受け入れにくかったのです

 

ひょんなアクシデントで、指令室から放り出されたヨロコビとカナシミ。

リーダーのヨロコビは、なんとか指令室に戻ろうと奮闘をはじめます。

その過程で、ヨロコビはカナシミの大切さを知ることになります!

「カナシミ」を理解するために、大事になったのが、この2つ!

①ライリーの空想上の友達「ビンボン」

記憶の棚で出会った、ライリーの空想上の友達「ビンボン」が落ち込んだ時のこと。

ヨロコビは周りでおどけたり、くすぐったりして元気にさせようとしますが、カナシミはビンボンの気持ちに『悲しかったねぇ』とでも言うように寄り添います。

寄り添ってもらって、話を聞いてもらえたビンボンはすっきり元気になります!

 

②精神状態が不安定のライリー

引っ越しをきっかけに精神状態が不安定になってしまったライリー。

ライリーの悲しさを両親に伝えるように動いたのはカナシミでした。

悲しい気持ちを理解してもらったライリーに笑顔が戻ます。

 

私は、カナシミの大切な役割は『寄り添い』が一緒にあること。だと思いました。

ヨロコビもまた、冒険を通して、自分が知ってる『笑顔にする方法』とは違う『笑顔へのステップ』があると気付かされます。

直接的でなないけれど、カナシミは、ヨロコビの成長にも一役かっていたんですね!

 

カナシミの寄り添いのかげでビンボンもライリーも元気になります。

ギクシャクしていた友達や家族との関係も戻っていきました。

一見、ネガティブで、なくても良さそうにも見えるカナシミ。

私は、悲しみは本当の喜びを知るための大切なプロセスだった。

と物語が教えてくれているように感じました。

5つの感情が司令室で協力し合って1人のライリーという『人』を作り上げています。

私は語を通して、人には『不必要な感情』なんてないんだと、改めて感じました。

インサイドヘッドを心理学や脳科学からも考察!
悲しみの役割と喜びの理由。

<内容>
①ライリーを動かすのは脳?感情?
②性格は変わるの?
③感情も記憶の島も記憶のごみ箱も繋がっている!
④カナシミやムカムカなどネガティブな感情は必要?。
⑤思い出ボールと思い出の保管場所、記憶の島。
⑥司令部には喜びが不可欠?感想とまとめ。

 

続編・インサイドヘッド2についても

別記事にまとめています!

・新しい感情や新キャラ

・驚きの興行収入(続編なしの理由もこちら)

・声優、日本語吹き替え

「インサイドヘッド」悲しみの役割やビンボンが消えた理由。ビンボンは何者?消えてしまった理由が泣ける!

ビンボンは、ライリーが作り出した空想のキャラクター

です。

私は、ビンボンなくして、ライリーに笑顔は戻らなかったと思っています。

ライリーを救い、ヨロコビがカナシミを理解するのに重要なキャラクターです。

ビンボンは3歳のころ、動物にはまっていたライリーが大好きな動物をかけ合あわせてつくりだした“空想上のともだち”。引用元:Disney

ライリーの脳内は、別次元のように、いろんな機関があります。なんとか指令室に戻ろうとするヨロコビですが、カナシミのネガティブさが引っ張って、中々進みません。そんな中、カナシミとヨロコビは果てしなく続く記憶の棚でビンボンと出会います。

涙なしでは見れないビンボンの活躍はもう少し先です!

 

物語は進み、残りの3感情の暴走や、ヨロコビの独断暴走も手伝って、精神が崩壊していくライリー。

ライリーの中にある、親友の島、大好きだったホッケーの島、正直の島、家族の島が次々に崩壊していきます。

崩壊に巻き込まれたヨロコビとビンボンは二人で記憶のごみ箱に落ちてしまいます。

ごみ箱の記憶が消えていく様子を見たビンボンは「もう戻れない」と悲しみます。

ポジティブなヨロコビはあきらめず、何とか戻ろうと方法を探します。

ビンボンとライリーの想い出のロケットが、ごみ箱に捨てられた事を思い出したヨロコビがロケットを探し出します!

ビンボンと出会ったときに、歌を歌うとロケットが動くと言っていたのを思い出したヨロコビ。

ビンボンの歌を歌いながら脱出しようと頑張ります。

ロケットに二人で乗り込み脱出を試みますが、うまく飛ばず、中々、脱出できないヨロコビとビンボン。

ビンボンは自分の体が少しづつ消えていることに気が付きます。

その時、ビンボンは、ある決意をするんです!

 

『ライリーを幸せにしたかっただけなの』

と、心が折れそうになヨロコビを『次は大丈夫』と励まします。

3回目のチャレンジで、あと一息のところでガタガタ言い出したロケットを蹴るようにして、ビンボンが子後ろのシートから落ちていきます。

2人では脱出できなくてもヨロコビだけなら…。

これがビンボンの決意でした。

何も知らず、脱出できたと思ったヨロコビはビンボンがいないことに気づき、慌てて崖の下をのぞきます。

記憶のゴミ箱には消えた方ビンボンがみえます。

「ライリーを助けて、、僕の代わりにあの子を月につれていって。」

と、ライリーとした昔の約束をヨロコビに託して笑いながら消えていきます。

ヨロコビは消えていくビンボンに「安心して、約束する」と泣きそうなのをこらえて呟きます。

 

ビンボンにとって、ライリーは大事な友達。

自分を生み出してくれた存在でもあります。

たとえ、ライリーが自分を忘れてしまったとしても。

ライリーを助けるためなら、このまま自分が消えてしまったとしても助けたい。

私には、そう決意したように見えて涙が止まりませんでした。

ビンボンのおかげでヨロコビはカナシミと一緒に指令室に戻ることができました。

その後、カナシミの役割もあって、ヨロコビがライリーの感情を取り戻していきます。

ライリーの精神の崩壊も止まり、家族の絆も復活させていきます。

 

私は、ビンボンがいたからこそ、ヨロコビは、ライリーの笑顔を取り戻すことができたと思います。

ビンボンがいなかったら、ヨロコビがカナシミの大事さに気付くことだって、できなかったかもしれないと思うんです!

ビンボンは、ライリーを救いたい一心で、最後の力を振り絞って、全てをヨロコビに託します。

自分が消えることを覚悟して、身を挺(てい)してライリーを救ったんです。

純粋なまでの一途さをもつビンボン。

たった一人、作り出さしてくれた存在へのひたむきな愛情。

消えてしまうビンボンと、友人たちとの絆を取り戻していくライリー。

この対比がどうしようもなく切なく感じるのですが

私には『成長の物語』だと感じました。

トイストーリーのおもちゃたちが感じた寂しさに、似ていると思いませんか?

『これが成長するってこと。いつまでも一緒にいられないのは寂しいけれど、応援しようじゃないか!』

私には、そんな言葉が聞こえるような気がしたのです。



「インサイドヘッド」悲しみの役割やビンボンが消えた理由。カナシミとヨロコビが選ばれた理由。

感情は5つありましたね。

なぜ、カナシミとヨロコビだったのでしょう?

偶然だと思いますか?

私は偶然ではないと思いました。

ライリーが子供から大人へと変化していく第一段階の成長期

成長を感情たちが味わうにはピッタリの2人だった気がするのです。

この後、物語のシーンを少し抜き取って考察していきますね!

 

カナシミは脳内マニュアルを読んでいて知識が豊富でした。

『寄り添う』こともできるのですが、ネガティブ全開なこともあり、前半は活躍があまり見えません。

リーダー的存在で、いつも明るいほうへと動く瞬発的なヨロコビ。

ヨロコビはカナシミがいることでライリーが不幸を感じて涙すると思っていました。

指令室に戻ろうとしながら、ライリーを幸せを願うがゆえに、ヨロコビはカナシミを置いていこうとします。

 

私はヨロコビとカナシミから様々な対比を感じました。

 

◎ポジティブなヨロコビと、ネガティブなカナシミ

◎衝動的で活動的なヨロコビと、知識的で動きの鈍いカナシミ

◎盛り上げることが得意なヨロコビと、寄り添いができるカナシミ

 

どれもお互いがないと気が付けなかったり、うまくいかないと思いませんか?

ネガティブを感じたことがなければ、ポジティブを知ることはできません。

知識だけあっても、行動できなければ、現実は変わりません。

盛り上げてばかりでは疲れてしまうけど、寄り添いだけでは次の一歩に進むことはできません。

私たちの感情でも言えることだと思いませんか?

インサイドヘッドという映画のタイトルは、もともと【インサイドアウト】という名前でした。

インサイドアウト=裏返し、裏の裏まで

という訳になります。

裏と表、表裏一体を指します。

これは、カナシミとヨロコビの物語だったんですね。

私は、このカナシミとヨロコビこそ、第一次成長というライリーの感情の動きを扱うにはピッタリの2人だったと感じるのです。

イカリとヨロコビじゃダメなの?って思いました?

私も一瞬考えてみたんですよ!

【怒り】って、瞬発的に湧き上がってくるものでしょう?

ヨロコビも同じなんです。

反対に見えるけれど、実は同じ衝動性にいると考えたら、短い導線同士になっちゃうんですよ。

イカリとカナシミのペアにも、似た部分を発見したんです。

『もういい!』ってすねそうな怒りと、『どうせ…』とすねる悲しみは、『動かない』に行きつきやすいと思いませんか?

私は、やっぱり今回のテーマでは、カナシミとヨロコビである必要があったんだなと感じました。



「インサイドヘッド」悲しみの役割やビンボンが消えた理由。心理学からも解析!映画のあらすじと感想まとめ

登場人物

ヨロコビ(エイミー・ポーラー)
ライリーに最初に生まれた感情で、5つの感情達の中でもリーダー的存在。ライリーを常に笑顔にするという目標がある。
カナシミ(フィリス・スミス)
2番目に生まれた感情で、彼女が触れるとライリーが涙するという事で感情の中でも虐げられている。
イカリ(ルイス・ブラック)
赤を司る感情で、短気な男。怒ると頭から火を噴く。
ムカムカ(ミンディ・カリング)
感情達のファッションリーダー。緑色を司る。
ビビリ(ビル・ヘイダー)
常に最悪の事態を考える、ビビリを司る感情。
ライリー(ケイトリン・ディアス)
中の良い両親達の間に生まれた可愛らしい女の子。5つの感情の持ち主。 引用元:MIHOシネマ

あらすじ

11歳の少女ライリーの頭の中の物語。

普段は少女の頭の中の司令室で、彼女の幸せのために尽くすヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、カナシミという5人の感情たち。ところが引っ越しで環境が変わり、少女の気持ちが不安定になってしまう。彼女の頭の外へ吸い出されてしまったヨロコビとカナシミは、司令室に戻ろうと必死に少女の後を追いかける。 引用元:Google

頑張っても、うまくいかないことに痺れを切らしたイカリ(怒り)。

イカリは全て引越しのせいだと考え、前の場所に戻ればいい!と思いつきます。

ライリーはそれがもとで母親のクレジットカードを盗み夜行バスで家出してしまう。

その頃、、放りだされたヨロコビたちはなんとか指令室に戻ろうと奮闘していました。

中々、うまくいかないながらも、ヨロコビが少しづつカナシミの存在理由を理解していきます。

ビンボンの命賭の活躍で、ようやく司令室へと戻れた二人。

ラストシーン、今まで疎まれていたカナシミが、ライリーに今まで溜め込んでいた気持ちを両親に打ち明けさせます。

ライリーの悲しみと混乱を知った家族はライリーを理解し、再び家族の絆が戻ります。

ライリーは新しい環境で自分を取り戻し、感情の島を取り戻していきます。

 

感情が、それぞれ人格として独立した存在として描かれています。

脳内の機関や記憶の処理も、島やごみ箱など別の空間として存在しています。

つながりは列車だったり、とてもユニーク!

赤ちゃんを経て、幼児から、子供へと変化するときは、感情が豊かになる発育段階の時期とも言えますよね。

子供が観てもすんなり入ってくるような物語になっていて、もどかしい部分や、自分ではどうにもならない、やり場のなさを、擬人化してよく表現されているなと感じました。

途中、精神が崩壊していくライリー。

親友の島、大好きだったホッケーの島、正直の島、家族の島が次々に崩壊していきます。

ライリーの中にある心の記憶や大事な物は島として表現されていました。

島の崩壊に巻き込まれ、記憶のごみ箱に落ちてしまうシーン、

強いショックを受けた時に、忘れ去りたいと強く願う私たちの心の動きと似ていると思いませんか?

 

カナシミがいるとライリーに笑顔が戻らないと思ってしまい、カナシミを置いて自分だけ指令室に戻ろうとするヨロコビ

対比させるかのように、ヨロコビに全てを託し大事な存在を救おうとするビンボン。

これも、幼児期の心と、少し大人になっていく心の対比でもあるように感じます。



「インサイドヘッド」悲しみの役割。続編が決定!

可愛らしいキャラクターの登場とは裏腹に、感情の成長の物語でもあるインサイドヘッド。

当初、続編は作る予定はないと言われていたインサイドヘッド。

「インサイド・ヘッド2」が製作され、日本公開時期も決まりました!

「D23 Expo」内で行われたピクサーの新作ショーケース終了間際に、ヨロコビ役のエイミー・ポーラーがステージに登場し、続編制作をサプライズ発表。(中略)続編はティーンに成長した少女ライリーの頭の中が舞台となり、新たな感情も登場する。引用元:シネマトゥデイ

米報道によると、2024年6月14日に全米公開される。引用元:virtualgorilla+

2024年6月14日に全米公開予定。

日本公開は2024年8月1日です!

今度はティーンになったライリーの物語。

新しい感情も登場します!

ティーンエイジャーのライリーに新しく登場する感情って何だろう?

反抗期?恋心?

感情たちと一緒に成長していくライリー。

どんな成長が観れるのか、いまから、楽しみですね。

2024年8月1日公開!

インサイドヘッド2については

最新を別記事でまとめています。

インサイドヘッド2/興行収入が最高?アナ雪を超える?
(続編なしと言われた理由はこちらで触れています)

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