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聲の形・川井は最後いじめられる?嫌われてる理由を徹底考察!

本当にひどい?
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川井といえば、聲の形でおそらく一番嫌われたキャラではないかと思うのです。

『嫌い、クズ』だけでなく「川井を許すな」とまで言われています。

川井のその後はどうなるのか。

川井がここまで嫌われてる理由を原作漫画とも照らし合わせて徹底考察します。



聲の形/川井の最後はどうなる?

川井さんが最後どうなっていくのか、その環境は、予想以上に哀れです。

どこまでも自分は悪くないという思考のまま。

本心での謝罪をすることはありませんでした。

映画では、川井は「わが身可愛さでしか行動してない」と将也に指摘されブチギレてみたり。

原作漫画の方では、高校生になった川井の「自己中さ」を見抜く人が増え、

「あざとさ」が目についた女子からいじめられるようになってしまいます。

文頭で「(川井の)環境は…」とあえて書いたのには理由があります。

本人のとらえ方がちょっとすごいんです!

いやはや、川井のあざとさは強いのです。

映画での川井の最後は、主人公の石田将也に橋の上で、

「川井お前は昔から自分が可愛いだけだろ。」

と言われ『もういや!私帰る』と言って怒って帰ります。

そのまま夏休みにはいり、ラストシーンとなる文化祭まで登場しません。

最後のエピソードとして、文化祭で退院した将也に泣きながら千羽鶴を渡します。

このとき、コンタクトにし、可愛くおろしていた髪を元のおさげ髪と眼鏡に戻していました。

映画だけみていると、改心したのか?

と思えなくもありません。

しかし、実は、ここにも隠れエピソードがあります。

漫画の方では、今度は川井本人がいじめられる側になったことも判明します。

まだ、かなりのエピソードが含まれているので1つずつ見ていきましょう。



川井がいじめられるシーン。

映画では、文化祭のシーンで綺麗にまとまって終わっています。

なので、川井がいじめられるシーンは出てきません。

しかし、漫画には川井がいじめられるシーンがでてきます。

高校生の川井は真柴に恋心を抱いたことで「あざとさ」がエスカレートしていきます。

真柴は波風なくイケメンで女子からも人気があるタイプ。

「男ウケ」を狙うかのような言動。

自分の立場が悪い方に傾きそうになると、すぐに真柴に頼ってみたる。

といった、堂々と、べたべたに媚びを売るような川井の態度が女子の反感を買います。

女子の目に付きいじめられるようになります。

しかし、女子を敵に回しても、それを好きな人(真柴)を頼るネタに変えているようにも見える。

つええぇぇ…。

この行動パターンは、多くの女子を敵に回してしまうでしょうね…。

直接手を下さないだけで、泣いたり、もっともらしい素振りで自分は悪くないと周りを固めます。

結果、自分以外の誰かが追い詰められるような環境を作り上げてしまいました。

一見、優等生で優しい女の子に見えるのに、実は狡猾。

川井自身も無意識になっているあざとい行動が反感を招いたと思われます。

しかしながら、映画はあくまで「翔也と硝子」の物語。

川井の成長はまた別の話として映画ではカットされているのだと思いました。



川井が嫌われている理由

川井がこれほどまでに嫌われている理由は狡猾で自己中心的な行動にあると言えます。

自分に被害がおよびそうになると、泣いたりもっともらしいことを言ったり。

周りを固めて自分に非はないのだと全力で訴えます。

小学校の時は、硝子へのいじめを笑って見ていただけ。

時にはわからないようなレベルで加担していました。

いじめが発覚した時も、自己保身が優先。

「自分は止めた」と、将也にだけ責任を押し付けるシーンもありました。

そんな、川井の自己中心的な態度に、更に嫌悪感を感じた人も多いのでは?

映画でもわかりますが、確かに直接手は下していません。

けれど、泣いたり、もっともらしい素振りで自分は悪くないと周りを固めます。

結果、自分以外の誰かが追い詰められるような環境を作り上げてしまうのです。

川井の行動の結果、将也は更に追い詰められていくのが痛々しく思えます。

一見、優等生で優しい女の子に見えるのに、実は自己中心的で狡猾。

そんな、表裏ある行動から、川井を嫌いになる人が続出。

『川井を許すな』と言われるくらい嫌われてしまったのでしょうね。

次の章では、川井のエピソードとして代表的なシーンを4つ考察していきます。

映画だけじゃわからない、細かい前後のエピソードにも触れていきます。

原作と照らし合わせながら、解説していきますね。

 

クズだと言われた行動

薄ら笑いを浮かべながら「やめなよ~やりすぎ~」と言ってるだけのシーン。

将也や植野が硝子をいじめたときの第一声。

一番最初のイラっとポイントです。

高校生になっても硝子のことで、自分可愛さに将也に全責任をなすり付けます。

「私は止めたんだよ」と言いながら、

小学校時代のいじめの事を高校でできた仲間(真柴)にぶちまけるんです!

いじめの発端云々よりも加担して止めない奴にも責任はあるだろ。

と私も、何度ツッコミ入れたことか…。

この2つで『嫌いだ』と感じた人も多いのではないでしょうか。

ただ、私は、川井というキャラを単体で観察した時。

性格が悪いというよりも自己保身、自己陶酔感が強い人間なのだと感じました。

映画でも充分わかるのですが、原作ではもっと露骨に表現されています。



心底気持ち悪い?自己中な偽善行動

川井はずっと、自分を「私は悪くない」と言い続けています。

小学校の時も、高校の時も。

しかし、行動を見れば「悪い」と感じるかどうかは一目瞭然です。

なのに、投身未遂をした硝子に

「誰だって生きてれば辛いこともある、皆そうでしょ?」

「嫌な自分も、それも自分だと向き合っていくしかないの!」

とまるで演技でもしているかのように言い切っています。

「どの口で、それ言うんだ!!」

と突っ込んだ人も多いのではないでしょうか。

実はこのシーン、原作でみると川井が隠している本質がにじみでているのです。

(この記事の後半【川井みきのキャラ考察】で後述します。)

結局、全てにおいて偽善的。

自己保身が勝ってしまう行動を繰り返してしまったこと。

それが、川井が嫌われた理由の1つになっていると言えますね。



合唱シーンが許せない

小学校での合唱のシーンも許せない、ゾッとすると言われていました。

その理由は、耳の聞こえない硝子(西宮) がちらっと川井を見て歌い始めます。

しかし、それは早すぎるタイミングでクラスの非難の目を集めてしまいます。

それに気が付かない硝子の肩をたたき、

「私が教えてあげる」というシーン。

ここで、優しい自分を演出し点数稼ぎするためにわざとミスリードしたのでは?

という意見が飛びかってしまったのです。

しかし、私は、スローで観て、少し違うように思えました。

他の生徒が口を閉じているのに対して、川井は何度も歌いだしのような口パクを繰り返しています。

そして、やや大きめに口を開いたのに合わせて一足早く硝子が歌いだした時の驚きの表情。

もしかしたら川井自身も出だしがわかっていなかったのでは?と思えて来ました。

川井自身も、なんどか口パクを繰り返しながら、他の子が歌い始めるのを待っていた。

そしたら、硝子が歌いだしてしまったので驚いた。

という見方もできてきました。

これを逆手にとって、優等生株をあげた…という意見もあるかもしれません。

しかし、私は別の考えが浮かびました。

自己保身が強い川井だったらどうなるか…

そんなことより、自分が間違えそうになっていたことが恥ずかしくなるだろう。

だから、西宮硝子にかぶせてなかったことにしたかっただけのように思えます。



千羽鶴のシーンがうざい?

硝子をかばって川に落ち意識不明で入院した将也。

文化祭の日、退院した将也に半分しか集まらなかったといって渡していました。

川井は高校のクラスで千羽鶴を折って渡そうとしていたのですが集まらなかった。

これ、千羽鶴を折ることが問題なのではなく、川井に問題があったのです。

本気で将也を心配したわけではないと判断されてしまったんです!

1つは、好意を寄せている真柴へのアピール。

1つは、友人のために皆をまとめようとする自分に酔っている

ということが、ありありと想像できてしまった。

それが原作でのクラスメイトの心情で描かれています。

映画では省略されていたので、

「時間が足りなかったのかな?」くらいにしか思いません。

しかし、原作では川井の提案についてくる人がおらず、千羽鶴にならなかったことがわかります。

映画だけではわからないですし、純粋に改心したように見えます。

しかし、原作を知っている人からはうざいと思われてしまう。

これも川井の嫌われエピソードの1つといえます。



川井みきのキャラ考察

「川井みき(かわいみき)」が嫌われているというのはともかく。

そもそもどんなキャラとして描かれているのか?

という点で考察してみました。

一番、自分の利益に素直に動いている登場人物とも言えます。

そして、よくいるタイプだと思います。

それだけに、感情の火に油を注ぐ存在になったようにも思います。

川井は見た目も優等生っぽいので、救う側かと思いきや、全く違いましたね。

見ないフリしたいくらいの

自分の狡さをわかっているだろうか?と疑問でした。

映画ではポジティブなのか、天然なのか素で悪質キャラなのかイマイチ読めません。

しかし、原作を見ると「保身」ゆえの行動だということがわかってきます。

原作から、葛藤はありつつも、それすらポジティブに全振りしてるんだとわかります。

保身のために、黒でも全てを白にひっくり返す、思考転換がエグイです。

ブラック・ポジティブ。

自分を守るためなら、誰かが傷ついても、仕方ないじゃない?

という、良くも悪くも根底に巣食う、人間の欲を地でいってるように思います。

確かに、綺麗ばかりな人間なんていません。

それだけに、この物語の全ての究極の嫌悪を引き受けている。

「重要な役どころ」という印象も受けました。

私が思ったのは、川井は、良いか・正しいのかを判断するために登場してるのではないということ。

人が正しいと思うこと『正義にすること』は、人それぞれの概念によるものです。

1つの行動で好き嫌いを表したいわけではなく、色んな思惑の中で生きているのも、また人です。

川井さんの言動は好きじゃない人が多いでしょう。

しかし、見方を変えたら、川井は自分の欲に正直。

自分を守ることへの必死さや、そうならざるを得ない過去の環境が伺えます。

川井がもう少し賢く立ち回れるようになったとしたら結構すごいかも。

「自分の位置を客観的に観察して立ち回れる、のし上がるタフさがある。」

として特化できたら、長所へと変化するのかもしれませんね。



川井はその後、真柴とどうなる?

川井は、高校で真柴のことが好きでした。

アピールもしまくってましたね。

しかし、その後、どうなるのかと言えば、二人が付き合うことはなさそうです。

その根拠、理由としては2つ。

原作や公式ファンブックからも、真柴が川井に恋愛感情はないことがわかる

真柴自身が川井の本性を見抜いているであろうということ。

 

公式ファンブックや原作でわかる

「川井さん?好きだよ、小さな子供の次に」「三番目くらいかな」 

(原作の7巻より引用)

小さな子供の次って、そもそも恋愛対象ですらないと言ってるのと同じですよね。公式ファンブックでは、作者が各キャラの未来についてコメントしています。川井が

成人式で、真柴にもらったと指輪をつけて話すシーンについて。

「川井は真柴を追いかけ、同じ大学にいきます。

そこで、指輪をねだって買ってあげた程度。」

しかし、それも、ねだられたから買ってあげただけ

と言うことがハッキリ描かれています。

その段階でも真柴から川井への恋愛感情はないと言えますね。



真柴が川井の本性を見抜いている。

映画では語られていませんが、真柴は小学生の時、いじめにあっていました。

そのため、いじめは絶対に許さない。という信念を持っています。

そういった経験もあってか、真柴は薄い壁があるようなイメージです。

深くかかわろうともしない、けど強い拒絶もみせない。

そのくらい冷めた目で観察している様子がうかがえます。

似た経験があれば、川井の本性などサラッと見抜いているでしょう。

映画でも、将也が川井に小学校時代の事は色々言いすぎないほうがいい。と忠告したとき。

自分が悪いと言われているのだと思い、逆ギレして真柴に将也の過去をぶちまけます。

もちろん自分は止めたのだと言い張ります。

その時の真っ青になって吐きそうになる将也をみたら、真柴ならわかりそうなものです。

かつての自分の周りにもいたでしょうからね。

原作では、真柴は自分がいじめられた過去を川井に話しています。

自分の事といっていますが、暗に、川井の嘘も、その状況も読めてると言ってるように思えます

 

笑っているようでいて薄っぺらそうな表情の理由がわかると…。

川井に優しいのではなく、むしろ冷めたシーンとして描かれているように思います。

もし、真柴が「いじめるやつ」全体への強い恨みがあるままだったら…

そう考えた時、一瞬、真柴の態度の裏にある黒さを感じてしまいました。

いずれにせよ、2人が根本的に変わらないかぎり、

川井と真柴が恋愛感情に発展することはなさそうです。



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