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インターステラー、五次元の存在とは?愛との関係は?徹底考察&解説します。

深くてやばい!
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映画インターステラーで五次元の存在は、全ての鍵をにぎる存在。

更に『愛』だとも語られています。

「五次元の存在」とは何なのか?なぜ愛なのか?

一般的な意味のほか、映画に沿った考察も加えて解説していきます!

インターステラー、五次元の存在とは?愛との関係は?徹底考察&解説 五次元の存在について(ネタバレがあります)。

『五次元の存在』は、

インターステラーの全ての鍵をにぎっています。

伏線でもあり、最大のキーマンでもあります。

【五次元の存在】とは、四次元の状態を制限なく自由に扱える存在です。

 

人類の惑星移住計画の指揮をとるブランド教授は、

◎ワームホールを作った存在

◎人間側からはアクセスすることはできない。

◎存在すらよくわからない。

◎誰であれ人類の力になろうとしてる

存在としています。

 

五次元は、現在、過去、未来などの時間や空間に制限がありません。

同時多発している世界を自由に選択し扱えるパラレルワールドです。

5次元の存在=4次元での状態を超えられる存在ということ。

48年前に急遽、現れたワームホール。

ワームホールの重力異常のエネルギーをつかって時空を移動できるという希望でした。

現段階で打つ手がない人類。

助けるためにワームホールを作れるのは、4次元をはるかに超越した五次元の存在だと決定付けたのです。

次の章では空間としての次元についても解説します!



インターステラー、五次元の存在とは?愛との関係は?徹底考察&解説 五次元とは何か?

5次元の存在=4次元の状態を超え、操ることができる存在だと言えます私にとって【次元】とは空間のような状態を表すときに使うイメージです。五次元といえばパラレルワールドという時空間のはずです。映画では顔も声もでてこないのに、空間ではなく存在】として匂わされています。

後半に詳しく書くのですが、

空間を存在として表現している。

私は映画を観終わったあと、

実はこれが【愛】に関する伏線なのでは!?

と思ったのです!

まずは、空間としての五次元について。

次元とは、「座標によって数学的に示される空間の広がり」のこと(中略)また、 物理学における「次元」は「重さ、長さ、時間の3要素の組み合わせによって表現される物理量」 (引用元:Weblio国語辞典)

5次元空間の完全な知覚体からは3次元空間にあるすべてのものの内部を見ることも、3次元空間のある対象を360度の角度から同時にみることもできる。超意識体は4次元時空連続体の時間と空間の制約(距離による分離)を超えている。5次元界は我々の4次元時空界を超越しているので、我々には一切知覚できない。 (引用元:国立情報学研究所)

私なりにまとめ直してみます。各次元は、その次元という空間内にいて認識できる要素の数として考えてみました。

◎0次元は点、1次元は線(長さ)

◎2次元世界は縦横のみが認識できる平面図。

紙に書かれた漫画の状態がイメージ。

◎3次元世界は立体として認識できる世界。

人形とか立体模型のイメージ。

◎4次元は、そこに時間の概念が加わります。

◎5次元は、4次元の状態に時空を超えられる自由な距離間】が加わります。

 

目の前に起こっている【状態】には現在、過去、未来があります。

四次元では、目の前に「状態」は1つしか見えていません。

五次元はすべてが同時に起こっていて各空間を自由に移動できます。

時間や空間、選択によって変化する未来。

そのどれもが同時に起こっているので、どの状態へも行くことができる。

距離とか隔たりがないパラレルワールドなんですね。



インターステラー、五次元の存在とは?愛との関係は?五次元の存在がワームホールをつくった理由

ワープゲートは、

4次元の人類を救済するための『ヒント』でした。

人類が別の遠い星に移住するためには、何万光年もかかります。

人間の扱えるスピードでは移住する前に命が尽きてしまいます。

もちろん大量の人類が移動することも難しい。

ブランド教授達が発見したワームホールは重力異常を利用したワープゲートです。

理論上、重力異常の強いゆがみの中を通ると時空を超えることができる。

早く別の銀河にたどり着くことを可能にするといいます。

 

◎ワームホールは自然発生する物ではない。

◎誰かが地球存続のために作った。

人類には到底、作れないワープゲートを危機に備えるように出現させました。

誰なのかはわからないけれど人類の力になろうとしてる。

それは愛なのだとアメリア博士達は言います。

ワープゲートは五次元から届いた、4次元の人類を救済するためのヒントです。

 

自由に空間や時間を移動できる【五次元】を利用したら、人間でも寿命内に別の星に移動可能。

すでに調査に出ている3名の博士から移住できそうな星の情報が送られてきている。

五次元の存在とワームホールで誘導していく博士達。

クーパーやアメリアたちは、五次元の存在を信じてワームホールに飛び込んでいきます!

 

インターステラー、五次元の存在を徹底考察!愛なのはなぜ?ネタバレ要素が含まれます。

私は、空間ではなく存在としたことが

【愛】の伏線だったのでは?と思った理由があります。

全てを理解し娘の未来を救うために、すべてのサインを作り出したのはクーパーだったんです!

事の発端となったクーパーの娘のマーフ、だから最初のサインから受け取れていたんですね!

クーパーが娘との約束を守るために総動員した自分の勘。

『前に進むには何かを置いていかなければならない』

クーパーはアメリアをエドマンズ博士の星に押し出すために、置かれる側として自分のシャトルを切り離します。

ロボットのターズと共にブラックホールに引き込まれてしまいます。

ここで、大ドンデン返し!

クーパーはブラックホールを通過して強い重力により時空を超えていきます。

現在と過去とマーフの部屋がランダムにみえています。

五次元の存在を体感して五次元の存在になります。

最初のシーンで、マーフに『STAY』のサインを出したのもクーパーでした。

五次元の存在(クーパー)が人類を救うためには、クーパーが宇宙にいくことが必須です。

クーパーは変えられない過去という絶望に打ち勝ちます。

愛する娘の世界を救うために全力になることを決めます。

重力は時間を含む次元を超えることができる。

ターズのとった量子のデーターをマーフに届けようとします。

 

地球を救うために選ばれたのはマーフでした。

5次元の存在は3次元にコンタクトすることができません。

マーフが気付くことができるメッセンジャーとして選ばれたのがクーパーでした。

クーパーは腕時計の秒針を使ってモールス信号を送りデーターを伝えます。

見事、マーフは解き明かし人類を救います。

5次元は3次元のずっと先にあり、4次元を越した未来の人類。

その過程であり橋渡しがクーパー達だったのです。



インターステラー、五次元の存在とは?愛との関係は?徹底考察!五次元部分のあらすじの解説とまとめ。

異常気象で作物が枯れ続け、人類存続が危ないと物語が始まります。

NASAは極秘計画として人類の惑星移住計画を進めていました。

ブランド教授が指揮をとる移住先の星を見つける計画です。

ブランド教授は、主人公のクーパーに、

君は五次元の存在に導かれた』と語ります。

自由に空間や時間を移動できる【五次元】を利用したら、人間でも寿命内に別の星に移動可能。

すでに調査に出ている3名の博士から移住できそうな星の情報が送られてきている。

五次元の存在とワームホールで誘導していく博士達。

クーパーやアメリアたちは、五次元の存在を信じてワームホールに飛び込んでいきます。

 

ーフの賢さ、クーパーの愛と勘の良さ、五次元の介入、先人たちの調査と研究結果。

全てがあわさって人類救済が達成されたクーパーステーション。

更なる移住先の星にもアメリアがたどり着いています

 

クーパーはマーフが理解することを信じていました。

マーフはクーパーが帰ってくることを信じていました。

アメリア「多分、愛は何かを意味してるのよ。私たちの理解を超えた何かを。何かの証拠かもしれない。私たちには感知できない高次元の。何十年も会ってない人を求めて宇宙を超えてさまよってる。その人はおそらく死んでるのに。愛は感知できる。愛は時空を超えるのよ。引用元:映画スクエア

どちらも強い愛を通して、感じ取っていたのでしょう。

『パパは必ず帰るって約束した』とコールドスリープして待っていたんです。

 

私は、五次元は人の強い愛の先にあった存在だったのだと思いました。

人の本質と、進化にとても深く迫った物語だとも思いました。

クーパーは人類のためではなく、娘たちのために宇宙に出ました。

大きな人類愛に生きるのは素晴らしいのかもしれません。

原点は小さな範囲でも強く深い愛情です。

正直なところ、人は知らぬ人のために命を懸けられるか?と聞かれたら無理でしょう。

近くにある大事な存在にだから懸けられるんです。

1点集中の強い愛は、大きな反応を起こします。

理屈抜きで予感や感覚として感じることができる。

「愛」以外に表現のしようがない世界ですね。

私は、インターステラーは人の本質と、進化にとても深く迫った物語だと思います。

五次元の存在を通して語られた壮大な宇宙の物語は、理論的な物理の世界だけではありません。

人間の本質にある強い軸を感じる作品でもありました。

 

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