『ミッションインポッシブル』は数多くのシリーズがあるスパイアクション映画です。
2025年公開予定の最新作に備えて、シリーズの最高傑作は一体どれなのか?
すべての作品を徹底評価してみました!
「ミッションインポッシブル」最高傑作の基準は?
ミッション・インポッシブルは全7作品のシリーズ。
最高傑作と言われるシリーズ最高の名作はどう選ばれたのか?
比較基準を検証していきます!
アクションシーン:質と量
見せ場となるアクションシーンがたくさんあるもの。
チープな感じがなく、息をのむアクションやスリリングさが高い!
トム・クルーズ自身が危険なスタントを行っていたり、リアル感が強い。
登場人物、キャラクター性
ストーリー展開に矛盾がないので引き込まれやすい。
キャラクターの心理描写が丁寧で共感しやすい。
前作品からの続きがちゃんと描かれていて、ストーリーがわかりやすい。
評価基準のまとめ
最高傑作と言われるのに、重要視されているのは
アクション、キャラクター、ストーリー性と言うところが主かと思います。
つまるところ、俳優陣の演技力はもちろんですが、監督の個性も反映されますよね。
「ミッションインポッシブル」という作品の主軸をどう活かすのか。
シリーズ作品である一貫性と独自のスタンスをどう盛り込むか?
この2つがうまく共存できるとシリーズ作品の質が上がるように思います。
特に、2015年のミッション・インポッシブル『ローグ・ネイション』 以降の監督。
クリストファー・マッカリーが担当した2作品は評価が高いです!
アクションとストーリーの双方が見どころ満載に作られていました。
過去作品の中でも注目が大きく、それによりシリーズ全体の質が高められたように思います。
ミッションインポッシブル最高傑作はどれ?全作品の徹底評価
2024年現在、全7作品あるミッション・インポッシブルのシリーズ。
前述した基準にあわせて、各作品をまとめ徹底評価していきます。
ミッション・インポッシブル (1996年)
アメリ力の極秘諜報部隊IMFに所属するイーサン・ハントは、世界で活動中の工作員のリストの流出を阻止するべくプラハで作戦に挑むが、謎の襲撃者によって作戦は失敗。生き残ったイーサンは裏切り者として追われる身に。誰が真犯人なのか?イーサンの孤独な戦いが始まる。『殺しのドレス』『スカーフェイス』のブライアン・デ・パルマが監を務めた。
引用元:ぴあ映画
スパイアクション映画と言ったら!!な王道展開がみられる作品。
CIAの陰謀に巻き込まれていく様子は予測できるものの、息をのんでみてしまいます!
CIA本部に潜入しワイヤーに吊るされたイーサンがリストを取り戻すシーン。
特急の屋根でのハラハラするアクションシーン。
トム・クルーズの存在感や、際立ったアクションなど、手に汗握ります。
アクションシーンに見どころが満載といったイメージです。
ミッション・インポッシブル2 (2000年)
前作の4年後に公開されたシリーズ第2作。感染すると30時間で死に至る強力なウィルズキメラとその治療薬が、イーサンと同じIMFエージェントのアンブローズに奪われた。イーサンは取り返すべくアンブローズの元恋人ナイアに近づき、アンブローズの目論見を阻止しようとするが、襲撃を受け作戦は失敗。さらにナイアはイーサンを助けるためウィルスを自身に投与してしまう。残された時間内にイーサンは治療薬をアンブローズから奪還できるのか?
『フェイス/オフ』のジョン・ウーを監督に迎え、前作以上に激しいアクションシーンが盛り込まれた。さらにイーサンの得意技である”変装”が物語で重要な役割を果たしており、観客の予想外の展開が次々に描かれる。引用元:ぴあ映画
前作に比べて、ストーリー展開は穏やか。
予想通り?ともいえる展開が、中だるみのような印象に思えた人もいるようです。
しかし、スタントの質はより高くなっていると感じます!
特にトム・クルーズ自身で行われた岩山でのクライミングシーンには「ゴクリ!」ときます。
ミッション・インポッシブル3 (2006年)
愛する女性ジュリアとの出会いを機にスパイを引退し、教官として暮らしていたイーサンのもとに教え子の窮地を知らせる連絡が入る。現場に復帰したイーサンは闇の武器商人オーウェン・デイヴィアンの行動を阻止するべく行動を開始し、彼を捕えるが、輸送中に襲撃を受けオーウェンは逃走。さらにジュリアが拉致されてしまう。イーサンはオーウェンが入手したい”ラビットフット”を手に入れ、ジュリアを取り戻すことができるのか?
公開時、注目を集めていたスパイドラマ『エイリアス』を手がけていた新鋭」・J・エイブラムスを監替に迎え、作戦やアクションだけでなくイーサンの私生活も描いた意欲作。前
2作は独立した映画として楽しめるが、本作から最新作までは同キャラクターが登場し、”シリーズ”の性格が強くなる。引用元:ぴあ映画
最愛の女性を誘拐され、イーサン・ハントが再びIMFに復帰します。
悪役なのにフィリップ・シーモア・ホフマンが魅力的で、キャストの演技や演出の力を感じます。
アクションの見どころの一つは、都内を疾走するブリッジ・クライミングのシーン。
しかしながら、今回はストーリー性も◎。
イーサンという人物像にもしっかり焦点があたり、物語に深みが増してきています!
ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル (2011年)
ロシアのクレムリンで潜入作戦にあたったイーサンたちは爆破事件に巻き込まれ爆破テロの首謀者にされてしまう。さらに米国政府はイーサンの組織を解体する”ゴースト・プロトコル”を発令。政府による助けを一切得られなくなったイーサンたちは独力で事件の首謀者を見つけ出し、事態を解決しようと行動を開始する。
『Mr.インクレディブル』『レミーのおいしいレストラン」のブラッド・バードを監督に迎え、”もし、イーサン・ハントが自分でチームメンバーを選べず、政府からの助けも得られない状況に陥ったら?“というテーマで物語が描かれた。劇中では世界最高峰の高層ビル”ブルジュ・ハリファ”でのスタントシーンや、可動する立体パーキングでの格闘シーンなど息詰まるアクションが次々に登場する。引用元:ぴあ映画
まさかの『背水の陣』展開です。
IMFが解体されてしまい、イーサンは一人、裏で動き始めることになります。
イーサン個人の実力と運が試されるような設定は新鮮だなと感じました。
アクションの見どころは、ドバイの超高層ビルのスタント!
スリリングなアクションはハラハラ通り越して苦しくなるくらい(笑)
ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション (2015年)
CIA長官により、イーサンの組織IMFが解体される中、彼は単独で謎の犯罪組織“シンジケート”の正体を探ろうとする。彼らは死亡・消息不明とされてきた各国の元スパイで構成された”ならずもの国家=ローグ・ネイション”だった。その首領ソロモン・レーンの極秘情報がモロッコの地下組織にあることを知ったイーサンは、彼を助ける謎の美女イルサと共に潜入を試みるが……。
本作から最新作まで脚本と監督を務めることになるクリストファー・マッカリーが正式参戦。イーサンがエアバスのドアに捕まったまま離陸する衝撃の展開で幕を開け、ウィーン国立劇場を舞台に繰り広げられる緊迫のミッション、モロッコでのカーチェイスなど注目シーンが満載。クライマックスにはシリーズ屈指の“ミッション”が描かれる。引用元:ぴあ映画
シリーズでも素晴らしい!と評価が高い作品。
飽きさせることないロンドンの歌劇場でのカメラワークは見事!
監督の力量を感じます!
今回の悪役といえるソロモン・レーンも、ただの悪役で終わるのではなく魅力的に描かれています。
アクションも、モロッコの暗殺シーン、カーチェイスなどは緊張感満載!
ミッション・インポッシブル/フォールアウト (2018年)
盗まれたプルトニウムの取引現場に向かったイーサンは、仲間の命を優先したため、“シンジケート”の残党にプルトニウムを奪われてしまう。イーサンは、武器仲買人の“ホワイト・ウィドウ”がプルトニウムを購入するという情報を入手し、接触をはかる。
前作で壊滅したはずの組織シンジケートの残党、新たな存在ホワイト・ウィドウ、そしてイーサンを陥れようとする謎の人物と複数の勢力の思惑が入り乱れるシリーズ第6作。これまでのシリーズで描かれることがなかった”イーサン・ハントの内面とモラル”にフォーカスを当てた野心作で、彼の心の葛藤や決意が物語で重要な役割を果たす。上空7620メートルから降下するヘイロージャンプや、トム・クルーズが自ら操縦して撮影されたヘリコプタースタントなど本作も熾烈なアクションが満載だ。引用元:ぴあ映画
もう、この作品は、シリーズでも最高の出来と言えそうです。
アクション映画に欠かせないスタントの質が極めて高いと大好評化!
特に雷の中でのHALOジャンプや、バイクチェイス。
クライマックスのヘリコプターの追跡シーンは息がとまる程に迫力です!
ストーリー性としては、トム・クルーズの存在感がさらに深く強く描かれています。
内面や思考性が浮き彫りにされ、登場人物ではなく、
『イーサン・ハント』とという人物としての存在感が際立ちをみせます。
アクションもストーリー性も、魅せ方が素晴らしい。
ミッション・インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
これまでに進んできた距離や海流から現在の位置を推定して航行する推測航海法=デッドレコニングの試験中のロシア潜水艦に搭載されたAI(人工知能)が自我に目覚め、自ら船を沈没させた。同じ頃、イーサンはアラビア砂漠に潜伏する元諜報員が持つ十字架型の鍵の奪取を命じられる。それは、“エンティティ”と呼ばれるAIを制御可能な鍵のひとつだった。各国がAIを自らの手にしようとする中、イーサンはエンティティの完全破壊を決意し、残された“もうひとつの鍵”を求めて仲間たちと危険なミッションに挑む。
シリーズ初の2部作で描かれる物語の前編。ネットワーク上のあらゆる情報をかく乱し、無線通信さえ捏造してしまうエンティティの前にイーサンたちは最大のピンチを迎えてしまう。ヴェネチアの街を活用したサスペンスフルな追跡劇や、バイクに乗ったまま崖からジャンプルする壮絶スタント、クライマックスの列車破壊などシリーズ最大級のアクションが楽しめる。引用元:ぴあ映画
お待ちかねの最新作の前章です。
今度は、人ではなくAIの登場!?
なんだか、時代を感じました。笑
そして、今回、少し大げさな言い方すると『世界』が敵に回ります。
AIの登場で揺れる人、喜ぶ人の対比がリアルで、他人ごとではない。
スクリーンの中の出来事ではなく、どこかでまさに起きていてもおかしくない
そう感じさせるリアルなストーリーだと思いました。
『どこの国にもエンティティを渡してはいけない』
と言うハントの言葉を思い出して、戻ってくるグレースにホッ。
追い上げられて、くぅぅっとなったところで『最新作に続く…』
どうなるのか気になって、観終わってすぐも上がった「熱気」が下がってきません(笑)
ミッションインポッシブル最高傑作はどれ?結論
全シリーズ、評価を総まとめしてみての結論は、
『ミッション・インポッシブル/フォールアウト』2018年公開。
が、最高傑作といっていい、評価ではないでしょうか?
『フォールアウト』の魅力、評価が集まった理由。
過去作品から現代にかけて、時代背景すらもシリーズにとりこまれていました。
シリーズの流れが止まることなく、ストーリー自体も進化しています。
更に高ポイントなのが『アクションとストーリーのバランスが最高』と言える点。
約120~150分前後の尺を考えたとき、
ストーリーに厚みを持たせるとアクションが盛り込み切れない。
逆にアクションに熱が入りすぎるとストーリーが入ってきにくい。
と言うことが起こりやすいですよね。
しかしフォールアウトは良い塩梅のバランスだと思います。
トム・クルーズの渾身のパフォーマンスと、息つく暇もない展開が高く評価されている理由です。
無駄がないので、147分間があっという間!
トムクルーズの56歳とは思えない精神力とスタント。
ビル飛び移りの危険なスタントで足首を骨折してもなお、撮影を続けた話は有名ですね。
感想・まとめ
ミッションインポッシブルは、約20年かけて今もなお続いているシリーズです。
トム・クルーズ演じるイーサン・ハントが数々の困難なミッションに挑むストーリー。
体を張ったスリル満点のアクションシーンだけではありません!
見る側をしっかり楽しませてくれるストーリー性にも定評があります。
ミッションインポッシブルはシリーズごとに、注点が違うこともあり、その波の効果が絶大!
シリーズ物は、回を重ねると飽きる…
というシリーズにありがちなイメージは払拭されます!
回を重ねるごとにハマってしまうイメージでした。
2024年現在、シリーズは7作品目。
最新作は、2025年5月にアメリカ公開予定です。
長期作品のミッションインポシブルシリーズ。
トム・クルーズとヴィング・レイムス以外は作品によって監督やキャスト陣も違っています。
その違いも見どころの一つと言って良いと思います!
この記事では、シリーズ全作品を評価を徹底分析。
最高傑作といわれている作品までご紹介しました。
しかし、魅力を感じるポイントは人ぞれぞれ!
2024年6月は金曜ロードショーでも見ることができます!
これから見る人も、すでにご存じの人も、是非、作品を見返してお気に入りを見つけてくださいね!
あなたにとっての最高傑作はどの作品で、どこに注視したのか?
比べてみるのも楽しみの一つになりますよ!
(観る時は、飲み物を準備しておくこと推奨です!笑)
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