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アルマゲドンの映画がひどい?泣ける?評価が低い理由はハリー死亡と設定の矛盾!?

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アルマゲドンはひどい!泣ける!と評価がわかれています。設定だけでなく、ブルースウィリス演じるハリー

死亡のシーンも影響しています。

アルマゲドンのキャラで亡くなった登場人物や、原因となった隕石についても紐解きながら、

アルマゲドンは、ひどい映画なのか?それとも泣ける映画なのか?考察していきます。



アルマゲドンの映画は低評価?ひどいのか?

アルマゲドンの映画をみた人の感想で、ひどいと言う評価も見かけます。

高評価もあるのですが、評価の違いはどこにあるのか探っていきます!

このアルマゲドンという映画、ブルースウィリスやリブタイラーといった大御所も起用されています。

なぜ、批判的な意見が出てしまったのか?

大きくまとめると3つの理由が見えてきます。

その中には、ハリーが死亡したことによって、泣けるはずだったのに、開いた口がふさがらない…

という、あんまりな設定や結末も関係していました。



ひどい理由①アルマゲドンは死亡者が多すぎ!結末があまりに哀れ。

アルマゲドンは、地球を救うために派遣された船員の多くが死亡してしまいます。

地球上で隕石が影響を与える以前の問題。

ハリー達が宇宙空間に到着してほぼ最初といえるあたりから起こります。

しかもその理由がひどい!というか哀れです…。

アルマゲドンで死んだ人とその理由。

アルマゲドンは登場人物の約半分がなくなっているというトンデモ映画でもあります。死んだ人は何人いたのか?理由は何だったのか

調べてまとめました。

ハリーをはじめとする15名で地球を救うミッションに挑むことになります。

過酷なミッションのため、半数の8名が亡くなりました。

・ハリー・スタンパー (理由:小惑星に残り起爆スイッチを押した)

・マックス・レンナート (理由:掘削用車両で作業をしているところガスの事故)

・グルーバー中佐 (理由:小惑星に到着後、隕石流の影響)

・オスカー・チョイ (理由:搭乗した「インデペンデンス」に隕石が当たり不時着した衝撃)

・フレディ・ヌーナン (上記と同じ理由)

・デイビス大佐 (上記と同じ理由)

・ハルジー中佐 (上記と同じ理由)

・タッカー副操縦士 (上記と同じ理由)引用元:ciatr

死んだ人のほとんどが、隕石が当たったりと不慮の事故なんですよね。

確かに、12日程度の訓練で放り出されてしまえばねぇ…

そりゃそうだろう…と言えなくもない。

危険予測も対応もできなくて当然な気がします。

現実レベルでは、あり得ないことの連続で宇宙に行かされたあげく、

死んでしまった人のほとんどが、運が悪いにもほどがあるようなシチュエーションで亡くなっています。

主人公のハリー(ブルース・ウィリス)まで亡くなってしまいます。

一見、泣けるシーンと言えそうな、このシーンにも問題があったんです…。



アルマゲドン/ハリーが死亡した理由と結末がひどい

主人公でもあったブルースウィリス演じるハリー。

隊長ということもあり、娘のもとに帰るべく最後の最後まで生き残っていました。

※以下、少しネタバレが入ります。

映画の終盤、地球を救うために、どうにもならない状況がやってきます。

地球を救うためには誰かが犠牲にならざるを得ない状況になります。

手動で隕石にしかけた爆薬の起爆装置を押す必要がありました。

『手動で起爆装置を押す=死』を意味します。

当然、一同は愕然としますが逃げるわけにもいかない。

そこで、ハリーの提案により、平等にくじ引きで決めることになります。

くじ引きで決まったのは、ハリーの娘の恋人でもあり、ハリーが可愛がっていた部下のA.Jでした。

覚悟を決めるA.J。

しかし、なんと、ギリギリでハリーがAJを突き飛ばし、入れ替わるんです。

ハリーは、AJに娘を託し自分がA.Jの代わりに殉職する道を選びます。

意識がある状態で、殉職を選ぶって相当の覚悟と勇気ですよね。

命を懸けて、娘の未来を守ったハリーに泣ける。

このシーンでの男同士かつ親子の会話に涙した人も多かったはず。

ここは、泣ける映画…のハズが、その後がひどい!

なんとエンディングで描かれたのは、帰還した彼氏(A.J)に満面の笑みで抱きつく娘。

いやいや!あんた!!

父(ハリー)が浮かばれない…

このあまりな仕打ちに、涙も引っ込んで呆れてしまった人も多かったと思います。

父親が命をかけて地球を救い、娘も涙ながらに見送ったはずなのに、彼氏が戻ってきた瞬間、無邪気に両手を挙げ、喜んで走り寄って来る姿。父親との死別の涙も乾かぬうちに、よくもまぁ〜って感じです。シラケます。このシーンで全て台無し。

父親が殉職しているというのに、帰って来た恋人に満面の笑みで抱き付くリブ・タイラー。死んだ親父が浮かばれず、親子の最後の会話で泣かされた皆さんがお気の毒。

引用元:映画.comより一部抜粋

感動の熱も一気に引いてシラケてしまったんです。

私も、「オイっ!!」とつっこっみを入れてしまいました。

ハリー気の毒すぎない?

恋愛真っ盛りな人が恋愛映画として見るなら、恋人が帰還して『めでたし』なのかもしれません。

親世代、2者択一の感動ストーリーとして見たら、あんまりじゃなかろうか…

泣けるシーンのすぐその後にきた、この行動に涙も引っ込んでしまった人も多い。

それが、結果的に映画の評価を下げてしまった理由の1つになってしまったと言えそうです。



ひどい?理由② 突っ込みどころ多すぎな設定!

もう1つが、あまりに突っ込みどころが多すぎる、ずさんな設定。

アルマゲドンは宇宙にまででて隕石と対峙し人類救済と親子の絆が描かれるストーリー。

壮大そうに見えるのに、あまりにひどい無理やり設定だったので首を傾げた人も多かったようです

名作だけど、個人的には結構違和感のある作品。
いくら石油採掘のスペシャリストだからって、ほんの数日の訓練で宇宙って、かなり無理がある。

緊急招集されてから一時帰宅なんて、あんな危機迫る中、絶対にないでしょ。

引用元:映画.comより一部抜粋

そもそも、終末期を感じさせるレベルの小惑星に気が付くのが18日前って遅すぎない?

とか、色々あるのですが、何より、一番、首をかしげることになった設定は…。

たった12日の訓練で、ド素人の一般市民を宇宙に行かせたこと。

宇宙に出たこともない一般人にそんな重要な役を任せるのか?

ここに尽きるのではないかと思います。

地球に巨大隕石が接近という猶予がない中で派遣するのは土木工事の切削要員。

しかも、体調や精神面の管理もままならない自由(身勝手?)な作業員達。

地上での作業がスペシャリストだったとしても、宇宙ですからね。

地球存続をかけて宇宙に飛ばすなら慣れている人を送り込まないかい?

本来、時間をかけて訓練を行い宇宙にでる宇宙飛行士の事を考えたら

「あまりに失礼なのでは?」と感じた人も多かったんじゃないでしょうか。

地球上で採掘できるんだから、小惑星も掘れるだろって。

そんなわけ、あるかいっ!!

私も、思わずツッコミいれたくなってしまいました。

この小惑星(隕石)はその程度の物なの?

そもそも、この小惑星はどんなものだったのでしょうか?



アルマゲドンの『隕石』とは?

アルマゲドンで地球滅亡の危機の原因となったのは隕石として落下予測がでた小惑星。

地球が危ないと言われたほどの小惑星相手に、任務を任されたハリー達。

切削のプロとはいえ一般人

宇宙のプロではありません。

 

うう~ん。

ここまでくると、原因になった小惑星は、そもそも本当に危険だったの?

という疑問すら、わいてきます(笑)

問題の小惑星は、一般人が12日間の訓練で何とかできるものだったのでしょうか?

 

直径 1,200km というテキサス州くらいの巨大小惑星というのは、火星の大きさの 18% ほどの大きさ 引用元:映画.com

空中で破裂したこの隕石でも被害は出ていて、隕石が超音速で大気圏を抜け通過し、空中で破裂した時のソニックブームで約4700棟の窓ガスが割れ約1500人が怪我をしたそう。

上空の割と高いところで破壊したため威力は軽減されたそうですが、仮に地表に到達した時の威力は広島原発の30倍にもなったといわれれているんです。

直径17Mの隕石でこの威力。

引用元:https://www.sabaibu.com/movie_drama-survivor/4090/

おおっと!結構、怪物級。

宇宙に出ると規模の感覚が狂ってしまいそうですが。

直径が17Mの隕石で、原発の30倍。

直径1200キロだと、この隕石の約70000倍です。

原発の2100000倍の威力。

いやいや、無謀だろ!!と思わず目を見開いてしまいました。

表面を243m掘っただけで、二つに割れるようには見えません。

この状況で、この人数。

むしろ、帰還できたことがすごいんじゃないだろうか…。



ひどい理由③ アルマゲドンは矛盾点だらけ?

アルマゲドンは科学的な間違いが多く矛盾を感じる点が多いと言われていました。

結果、リアリティにかけてしまったことも『ひどい』と言われた理由のひとつです。

「アルマゲドン」には科学的な間違いがなんと 168 個もあるらしい。(中略)

【スペースシャトルの中が無重力でない】
なんてのは初歩の初歩。

【空気のない宇宙空間なのに爆音や風がある】
小学生でもわかるおかしな話。

引用元:映画.comより一部抜粋

たしかに、細かい矛盾点が目に付きます。

宇宙に出てケンカしてる場合じゃないでしょ!

数日ドリルで掘った程度の穴で爆破って、ほぼ掌の上で弾けてるのと変わらないのでは?

小惑星でしょ?

運よく真っ二つに割れたとしても、そのまま燃え尽きずに大きな被害が出るだろ!

などなど、しっかり見ようとすればするほど、科学的な粗が目に付いてしまう。

これは、宇宙が好きな人にしてみたら、ずっこけるほど設定が浅く感じますね。

異次元的なストーリーだったり、エンタメ的に見るならともかく。

アルマゲドンは現実的な日常から宇宙に出る…という設定です。

科学的な間違いが多いすぎてリアリティにかけてしまえば、満足度も下がってしまいますよね。



結論と感想:アルマゲドンの映画はひどい?泣ける?

どの立場で、誰に感情移入するかで変わってくると思います。

ラスト、涙を誘うはずのA.Jとの会話やハリーの死亡シーン。

この辺りで、感情移入して泣けた!

という印象が強く残っている人は泣ける感動作と『高評価』に感じる人が多いように思います。

しかし、設定のあらさや結末のおざなりな感じに、感情移入しきれないと感じた人は、低評価をつける人が多いと感じます。

アルマゲドンという映画を、エンタメ的なストーリーとして見るならともかく。

科学的な間違いが多いすぎるのは満足度は下がってしまいがちです。

SFともいいきれず、専門的、愛を扱う映画というにはあっけない…。

ジャンル的にも微妙…と言うのが正直な所。

また、娘を持つ主人公にはブルースウィリス。

娘役にはリブタイラー。

と、話題の高い役者が起用されています。

各所での役者の演技については評価が高めです。

演技が素晴らしかった分、設定やストーリーに、より厳しい目がむけられてしまったのかもしれませんね。

そのくらい期待値が高い映画であったということですからね。

逆を言えば、もったいない!!

 

私がアルマゲドンを観た率直な感想は。

【人間の熱量を描いたドラマである】

宇宙をテーマにした映画は数多くあります。

技術的、物理学的な監修がギッチリ入って、作り込まれた映画もあります。

そういった映画は、仮説検証などのしがいもあります。

色々な角度で楽しめる要素がたくさんありますよね。

反面、難しくて、理解しにくかったり。

真髄までたどり着けないなんてこともあります。

アルマゲドンはどちらかというと軽めの【ヒューマンドラマ】の視点です。

男と男。父と娘。

託す側と託される側。

究極の選択から生み出される絆や感動。

切なさや苦しさを描いているように感じました。

なので、この映画はテクニカルな設定にこだってはいません。

設定の細かさや正確さに目を向けるより、

人間味を感じながら観ることで楽しめる映画だと思います。

自分だったら、どの登場人物にどんな共感を覚えるか?

自分がハリーだったら、どんな選択をするだろうか?

この映画は、純粋に心の動きを感じながら観るのがオススメ。

ヒーローのような使命感、その熱さ。

ぜひ、登場人物の感情にフォーカスして楽しんでみてはいかがでしょうか?



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