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ターミナルの映画はおかしい!?映画は実話?

本当はどうなる?隠れた意味
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ターミナルの映画はおかしい!?

映画で実話だったのは何なのか?

実話部分やイライラしてしまう理由についても考察します。





ターミナルの映画はおかしい!?

2004年に公開された映画『ターミナル』には「おかしい」と言われるの評価があります。

トム・ハンクス主演と聞いて、期待満面で見てみました!

設定を聞いたときに『あれ?』と思ったんですよ。

その設定とは。

入国手続きゲートでビクター・ナボルスキーは足止めされていた。彼の母国のクラコウジアで、彼が乗った飛行機が出発した直後にクーデターが起こり事実上クラコウジア政府が消滅。彼のパスポートは無効状態となり、入国ビザは取り消されていたのだった。アメリカに入国するために亡命・難民申請をすることもできず、かといって母国に引き返すこともできず、行き場を失ったビクターはJFK空港の国際線乗り継ぎロビー(乗客以外入れない制限区域)の中に留め置かれることになった。引用元:Wikipedia

トムハンクス演じるクラコウジア人のビクター・ナボルスキー。

空港に到着後、入国手続き寸前でパスポートが無効に!

長期間、空港内に足止めをされてしまいます。

空港内での生活を余儀なくされたビクターと出会う人々との交流を描いた作品なんですが。

実はこの映画、実際に空港に住んでいる人がモデルになっていることでも有名になりました。

監督は『E.T』で有名なスティーヴン・スピルバーグ。

主演はトム・ハンクスとキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。

なんとも豪華な顔ぶれです。

とはいえ「空港内で長期の生活」という設定を見たとき、かなり無理があるんじゃないか?なんて思いました。

足止めではなく、空港に日常の基盤が移り、生活することになるって、なかなかイメージできませんよね?

出国と入国の間でパスポートの権限がなくなった。

入国できないので、どうにもできません。

 

勝手にするよりほかがない。

そんな対応ってないわ…と思いました。

どう考えても、その前後の対策ってものがあるだろう!

と、ツッコミ入れてしまいました。笑

私以外にも「おかしい」と思った人は、この設定に思うところがあるのではないでしょうか?

 

いくらスピルバーグ監督とはいえ、この展開は無茶苦茶じゃないかい?

と思ったことを覚えています。

ただ、ターミナルという映画。

主演の2人の演技力も素晴らしいので、かなりヒットしましたよね。

心温まるヒューマンドラマといった感じ。

映画は実話に基づいているとのことなので、実話についても詳しく調べました!

 

トムハンクスの演技はやはり素敵。

私的にはコメディタッチなイメージが一番似合うと感じるんですが、シリアスな役から温かみのある役まで、テイストが変わっても、ご自身をガラリと変えて演技されていますよね。



ターミナルの映画はおかしい?実話でモデルも実在!

「ターミナル」の映画は実話だった?

というか、モデルになった人がいます。

設定についてちょっと無理があるんじゃない?

と思ったので、映画を観た後に詳しく調べてみました。

なんとこの『ターミナル』の主人公はモデルになった人がいるんです!。

主人公のモデルは、1988年からパリのシャルル・ド・ゴール空港で18年も生活したイラン人のマーハン・カリミ・ナセリと言われている。この映画の製作者は、このマーハンが書き続けた日記「ターミナルマン」の映画化権を30万ドルで買った。引用元:Wikipedia

つまり、一部、実話に基づいた話ってことなんです!

ちなみに、映画に登場するビクターの母国「クラコウジア共和国クラコウジアきょうわこく)」は、架空の国なので実在はしません。

トム・ハンクスが喋っていたクラコウジア語は全てアドリブだというから驚きです!

モデルになった、このメフラン・カリミ・ナセリという男性。

イラン人の父と英国人の母の間に生まれ、イギリス留学してました。

反政府運動にかかわったことで国外追放処分を受けて、難民申請の許可がおりたベルギーで生活していました。

イギリスへの移住を決意してベルギーを離れたメフラン。

ベルギーからイギリスへ向かうフェリーのなかで、もうベルギーは出国したので難民認定書とイギリス領事館が発行した入国許可証は不要と考えて、フェリーのポストに国連高等難民弁務官事務所宛に投函してしまった。引用元:Wikipedia

これが発端!

身分証明できる書類がなくなってるわけです。

あちこちの空港間を行き来するものの、イギリスでもベルギーでも書類がないので入国拒否されてしまいます。

それを何度か繰り返しているうちに、イギリスの係員がフランスなら入国できるかも、とフランス行きの旅客機に乗せ、入国だけできてしまった。

合法的に入国できたものの、メフランさんは難民としての身分と通過ビザが与えられない。

空港ターミナルビルの中で宙に浮いたままになってしまったわけです。

それが空港生活のはじまりでした。

 

モデルとなったのは、このシャルルドゴール空港での生活においてのもの。

ベルギーの法律では自発的にベルギーを離れた難民には再入国が許可されません。

特例があったものの、ナーセリーさん自身がベルギーではなく母国イギリスでの生活を望んでいたため、状況は変化せず空港で生活し続けたんだそうです。

ナーセリーさん本人にしてみれば、映画ほど素敵な要素はなさそうに思えますね。



ターミナルの映画はおかしい!?イライラの理由を考察

映画

ターミナルでモデルになった人物について説明してみましたが、映画とはだいぶ違いますね。

『ターミナル』の映画を観た時に「イライラしてしまった」という感想も見かけました。

その理由についても考察してみます。

映画ターミナル見た。このおもろい題材とシチュエーションを用意しておいてここまでおもんなくすることできるんや。引用元:https://x.com/cider110/status/1710941710652764424?s=20

主人公のみならず、大多数の登場人物をトボけた感じにして、テンポを悪くして尺を稼いでいて、興味を持つ事ができませんでした。引用元:映画.com

ビクターは急に国と国から切り離された存在になるので、言葉が通じなかったり、面倒ごとのように扱われます。私も、そのあたりの描写での残念さや、スムーズにいかないやり取りの部分などに、テンポの悪さというか「なんでよ!」というイラっと感を感じた気がします。

また、主人公ビクターは、空港を自分の生活しやすいように工事をしたり手を加えたりしますね。

「ポジティブに生きる姿」と、とらえることもできますが、通常、そんなことは許されません。

実在するモデルがいたと話題になったことから、ターミナルは実話をもとにしたヒューマンドラマとして見る人も多いのだと思います。

映画にリアル感を求めるのであれば、違和感を感じざるを得ませんね。

また、自分にとって都合が良いから他の人にとっても快適とは限りません。

私が感じたのは、「ターミナル」という映画にリアル感を求め、更には、惹きこまれて見たからこそのイライラだったのではないかということ。

細かい設定への違和感や、ビクターが自分のルールを貫きとおすところに、ちょっとイライラしてしまったのではないでしょうか?

ちなみに、私が感じたもう1つの細かい違和感。

それは「英語の上達が早すぎる」というところ。

だって、英語が話せるようになるまで、いろいろと工夫して時間がかかりませんか?

過去の苦労した過去がよみがえります。

ちょっと早すぎじゃない?!と思わずにはいられませんでした。

ええ、完全に個人的な主観の理由です(笑)



ターミナルの映画はおかしい!?アメリアはなぜ選ばなかった?あらすじとネタバレ解説からの感想

映画『ターミナル』の主人公はビクターという男性。

クラコージアという架空の国出身です。

飛行機でアメリカへ入国しようとしたところ、母国でクーデターが勃発し、事実上、国が消滅してしまいます。

パスポートは無効になり入国ビザも同じく取り消しに。

パスポートが無効なので母国に帰ることもできません。

かといって空港から出ることもできない。

ビクターは空港で生活をすることを余儀なくされます。

ビクターが空港で生活する中で、空港で働く人たちとの関わりや、ちょっとしたロマンスが生まれます。

 

アメリアはなぜビクターを選ばなかったのか?

あらすじで解説した通り、ロマンスも生まれます。

キャサリン・ゼタ=ジョーンズ演じる、客室乗務員のアメリア・ウォーレンと出会います。

恋人とうまくいってなかったアメリアはビクターといい雰囲気になるんです。

しかし、アメリアはビクターを選ばなかったのでしょうか?

 

アメリアはずっと不倫をしていました。

5分と1人でいられない性格を自他ともに認識しているアメリア。

個人的な考察ですが、アメリアはとても寂しがり。

誰かに必要とされたという思いが強い女性なのかな?と思いました。

アメリアはビクターからの渡米の目的である、お父さんの缶詰に話を聞きます。

熱狂的なジャズファンだったビクターの父ディミタル・ナボルスキー。新聞で見たニューヨークの57人のジャズプレイヤーに40年間何百通というファンレターを送り続け、返信でもらったサインをピーナッツの缶に大切に保管していた。しかし、1人だけベニー・ゴルソンからだけは返事が来ず、ディミタルは他界してしまう。ディミタルが亡くなる前、ビクターは父に「必ずニューヨークへ行って、ベニー・ゴルソンのサインをこの缶に入れる」と約束した。引用元:Wikipedia

亡き父との約束のためにサインをもらいに行くと話すビクター

何年間も好きな人の1番になれないアメリア。

ビクターの優しさに触れ、好意を抱いていきます。

なのに、なぜ、ビクターと幸せになる道を選ばなかったのか?

それは、このままビクターを空港に留めてしまえば、ビクターの目的が叶わないことを悟ったからです。

ビクターの約束をかなえるチャンスをあげたい。

アメリアは、その一心だったんだと思います。

『アメリカに1日だけ入国できる特別ビザ』を手に入れるためにコネのある元彼を選びます。

そうして、ビクターに目的を果たすように言ったのではないでしょうか。

寂しがりだった自己的ともいえるアメリア。

ビクターとの関りから、変化が起きたようにも感じます。

このように、ビクターとのふれあいや関りから、何かが変わった人達の姿も描かれているように感じます。

映画のストーリーを楽しめるのはもちろんです!

登場人物の気持ちの変化や人間性の変化などにも注目して、映画を観るみるのもおすすめですよ!

 

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