シャドーハウスの映画化やアニメ化で飛び交った「打ち切り疑惑」。
結論から言えば、『シャドーハウス』は打ち切りではありません。
なのに、なぜそんなウワサが立ってしまったのか?
アニメ化による原作との違いといった評価や映画化中止も理由に絡んでいるのです!
独特な世界観と深いテーマ性で話題の『シャドーハウス』。
その背景にあった、ファンの「期待」と「すれ違い」や勘違いを紐解きます。
シャドーハウスは打ち切りなの?
まず一番、多くあがったシンパイの声は「シャドーハウスって、打ち切りなの?」でした。
答えは、ノーです!!
事実、『シャドーハウス』は現在も週刊ヤングジャンプで連載しています。
2025年7月17日には最新刊の20巻も発売されました。
#シャドーハウス
最新 20 巻本日発売!!
こどもたちを救う準備を進めるケイトたち。その一歩目としてルイーズ完全復活作戦がスタート!! ルイーズのために奔走するうちに意外な繋がりも浮かび上がり…!?
過去が明かされ、物語が大きく動き出す『シャドーハウス』20 巻をお見逃しなく!
【20… pic.twitter.com/XC5iEFj973— 週刊ヤングジャンプ編集部 (@young_jump) July 16, 2025
真っ黒で顔の見えない貴族「シャドー」と、彼らを主人と呼ぶ生き人形たちが住む屋敷での物語。
生き人形は、1人ずつそれぞれに仕えるシャドーがいます。
主人と同じ背格好で、表情を持つこと生き人形たちは、顔のないシャドーの表情となり世話係も務めています。
原作はすでに150話以上の物語が展開されています。
しかも、作品内では核心に迫る重要な伏線が次々と回収されいる最中!
展開も進んでいるし、それぞれの章で収束に向かっている感じはあります。
しかし、これで終わった。という感じや、
「未完のまま終了」といった様子はありません。
じゃあ、なぜ「打ち切り」のウワサが立ったのか?
いくつかの理由を見つけてみました。
「シャドーハウス」打ち切り 説の理由/休載が続くなど連載が不安定だった
「打ち切り?」と感じてしまった大きな理由に、一時、休載が多かったと感じたことが強いのではないでしょうか。
本誌への掲載スケジュールが不安定な状態が続くと、
「どうなるの?」と内容が気になっていた状況から、
「これ続きはちゃんと、でるのかな?」と心配になりますよね。
『シャドーハウス』は2024年までの連載期間で何度か休載になる事がありました。
休載は、ソウマトウ先生の夏休みだったり、体調不良などが理由でした。
原作の作画・構成を行う「ソウマトウ」は二人組で活動されています。
2人それぞれで他の漫画や連載などを手掛けていれば、うまく時間を捻出できなかったりするかもしれないと思いました。
いたって、内容もかなり独特なので、気力体力共にないと、書くのも大変なんじゃなかろうか…と感じたりします。
ソウマトウ先生が、ご自身のXで時折、弱気?な呟きから、何かしらの不安が高まると進められない…。
そんな状況もあるのかもしれませんね。
体調管理とクオリティを下げずに、自分たちが連載維持できるモチベーションや状況は大切だと感じます。
とはいえ、独特な雰囲気が続き、雲を掴むような伏線があるように見える作品。
ミステリーのような状況だと、特に途中経過で止まったままだと、
「気になるのに、続きが読めない!」と気になって憶測が飛び交ってしまったのもわかります。
最近では、安定して掲載されています。
コミックの販売を見ると、年間に3冊のペースで販売されています。
これは、連載当初から変わっていません。
休載なども一時的なものであり、以前よりも次の刊行までの期間が一定になったように感じます。
ペースが整ってきた流れを見ると、安心して良いのではないでしょうか。
「シャドーハウス」打ち切り説の理由/作者ソウマトウ先生のSNSのつぶやき。
作者のソウマトウ先生はご自身のXのアカウントがあります。
その呟きで、
「作品の存続は(読者に)購入してもらえることが重要」
という趣旨の発言をしています。
編集部があって、アニメ化やコミック化もある作品です。
収益につながるかどうかの判断を下すのは編集部なわけです。
判断材料の一つに、読者の反応があることは当たり前のこと。
しかし、休載があったり、なかなか続きが読めなかったりと読者側が不安になれば、当たり前の呟きも弱気な発言ととられてしまいかねない。
そこで、不安を煽られて、打ち切りを匂わせてるのではないか…。
という憶測につながったように感じます。
今はネット社会です。
アニメ化があれば尚更、一時的に検索数もあがりますよね。
ネガティブであれ、ポジティブであれ、読者側の不安によって、思わぬ方向でSNSの内容が広がってしまったとも言えるのではないでしょうか?
「シャドーハウス」打ち切り説の理由/アニメの放送後、一時的にメディア露出が減った。
メディア露出が減ったと感じたとしても、アニメ化されれば出して良い物と出さないほうが良い物もあるでしょうし、
これらが重なり、「終わりそう」という不安が「打ち切りかも?」という言葉に変化したんですね。
でも、公式からは打ち切りに関するアナウンスは一切なし。
しかも、原作者のソウマトウ先生はSNSでも作品の発信は続けておられます。
「まだ終わる気配も、打ち切りになる気配はない」と言って良さそうですよね!
「シャドーハウス」打ち切り 説/アニメ化がひどい?「急展開=終わりそう」と感じてしまった
もう一つ、打ち切り説が飛び出した背景に、シャドーハウスのアニメ化によるものがあります。
それは、アニメの内容が原作と違うことが増えてしまったことにあります。
原作の方ではまだ、連載が続いています。
しかし、アニメの方では急にオリジナルの展開に進んでしまったんです。
それまでは、原作に忠実だったのに。
その急展開によって、
「無理やり収束に持っていこうとした結果」
だと捉えられてしまったように感じます。
アニメの急展開と原作の急展開が混同されてしまったこと。
更に、アニメの急展開によって内容の一部が省略されたり、改変されたように感じてしまい、原作が打ち切りになった時のための伏線!?
という流れになってしまったのではないか?と考察します。
アニメの方では、重要な登場人物が削除されて核ともいえるエピソードが丸っ切りすっ飛んでしまっていました。
他にも、内容を端折るためにキャラの役割が入れ替わっていたり。
一見、細かい変更に見えるし、ストーリー自体は繋がるようにしてはある。
しかし、ファンにしてみたら「ひどい」と感じる改変が多かったのです。
シャドーハウス打ち切り説?/映画化の中止
シャドーハウスが映画化される!というニュースがかけめぐり、しかもパペット人形で実写化!!
ところが、製作上の理由により映画化は中止となりました。
はい、これ、2022年4月1日エイプリルフールの広報です!
実はアニメ2期の放映に先駆けて仕掛けられた物のようです。
しかも、ちゃんと作り込まれていて、すぐに映画化が中止になった理由も公開されました。
物語の特徴でもある、シャドーたちの「煤(すす)」。
この煤によって、映像が乱れて映画化できなくなった。というもの(笑)
映画化の中止は映像の乱れによるもの。
と公式的に発表されています。
一部が先行公開としてYouTubeでもあがってるんです。
パペット人形での映画化って「ええ?嘘でしょ!?」って思いますよね(笑)
しかし、様々な噂が先行してながれていたこと。
アニメ化での改変による「ひどい」という評価がついてしまったこと。
他、様々な理由で、もはや頭の中は「打ち切り前提だから」ではないか?
と、よく調べてないままに尾ひれがついてしまったのでしょう。
残念ながら、2025年7月現在、実写化も含め映画化の発表はでていません。
2025年中に映画化されることはなさそうですが、可能性はゼロではないと思います。
似たような雰囲気と言えば、数年前に実写映画化された「約束のネバーランド」なども雰囲気が似ていますよね。
私は、じわじわと迫るような雰囲気を持つ作品って、やはり一定数の人気があり続けると思うのです。
現にXでも、映画化を求める声を見かけます。
人気の高まりはいつ何時、爆上がりするかわかりません。
映像技術の発展もあり、アニメ化はかなり身近になってきています。
映画化となると、ハードルの高さも半端ないとは思います。
連載方法やコミックも冊子版やデジタルなど今は様々な形態があります。
今や定番の雑誌以外からもアニメ化される事が多いご時世。
アニメ化の続投は元より、映画化となると、かなりシビアなのかもしれません。
まずはアニメ化の3期を期待したいところ。
シャドーハウス打ち切りは本当?まとめ
シャドーハウスが打ち切りなるのでは?という疑問について、あくまで、アニメ化はアニメ化。
漫画は漫画と考えて状況を見ると良さそうですね。
もちろん、原作は未だ続刊中ですし、打ち切りでもありません。
ソウマトウ先生のXも健在です。
シャドーハウスのこれからは、まだまだ楽しめる期待大ですね!
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