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ナルニア国物語アスラン!正体や名前の由来、死から復活できた理由!

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ナルニア国物語に欠かせない、ナルニア国の王『アスラン』。

アスランの正体はライオンというだけではありません!

名前の由来だけでなく、アスランの死が必然だった理由や復活できた理由も徹底考察しています。



ナルニア国物語アスランの正体

ナルニア国物語に登場するアスラン。

アスランの正体はただのライオンではないのです!

ライオンの姿で描かれていますが、その正体はナルニア国を一から作り出した存在です。

アスランはもの言う(人間の言葉を話す)ライオンとして描かれ、森の王、海のかなたの大帝の息子、ナルニアの全ての一の王の上に立つ王と称される。引用元:Wikipedia

ジャングル大帝みたいな、ライオンの姿をした王というだけではありません!

ライオンだけでなく必要に応じてヒツジや猫の姿で現れ、ライオンの姿に戻ったりもしています。

実際には王と言うよりはむしろ神に近い存在として描かれてるように感じます。

そのため、ナルニア国に王や王女が任命されても、アスランの存在は不動のまま!

ナルニア国と言う国の導き手であり救い手として登場しているんです。

『魔術師のおい』では、アスランによるナルニアの創造、アスランによるナルニアの最初の王と女王の戴冠、動物の一部にしゃべる力を授ける物語が語られる。引用元:Wikipedia

物語がすすむにつれペベンシーの子供たちがナルニア国の王や王女として任命を受けます。

アスランは王と言う立場にこだわっている雰囲気は微塵もありません。

アスランがなによりすごいのは、ナルニア国だけではなく人間の世界にも影響を及ぼせるんです。

人間の世界とナルニア国はタンスの扉1枚を挟んで次元を超えるという場所にあります。

ペベンシーの子供達が従弟(いとこ)であるユーチスやジルと一緒にナルニア国に来てしまったことがありました。

一緒に冒険、戦いを終えたアスランはユーチスたちを人間の世界に戻した時。

学校のいじめっ子たちにライオンである自分の姿を見せて怖がらせていたりもしました。

異世界に呼ばれて終わりと言うお話は数多くあります。

しかし、ナルニア国のアスランは、あっちとこっちの世界両方に影響を及ぼせる。

そう、ただの王ではないのです!!

私は、アスランの正体は一貫した「創造主である」というのが一番しっくりきました!



アスランは死んでしまう?

アスランは偉大な王であり、絶対的に強い存在として登場します。

しかし『ライオンと魔女』の章で死んでしまうんです!

その理由は復活させることが目的だったから。

だと思うんですよね。

アスランが死を選ぶ理由は「エドマンド」

そう、白い魔女に魔法がかけられたお菓子で魅了され、裏切り者になってしまったペベンシーの男の子です。

エドマンドはアスランたちを裏切って白い魔女に忠誠を誓った状態だったのです。

つまり、エドマンドは救出されたものの、今度は白い魔女を裏切ったことになります。

白い魔女は裏切り者として、エドマンドの処刑を要求します。

そこで、アスランはエドマンドの代わりに自分が処刑されることを申し出ます。

してやったりの白い魔女。

石舞台の上でアスランを処刑するのです。

アスランは、エドマンドを助けるために身代わりになって白い魔女に殺されてしまうんです。

しか~し!!

モチロン、ここで終わりません!!笑

なんと、アスランは復活します!!



アスランが生き返る理由

エドマンドの身代わりとなって処刑されたアスラン。

なぜ生き返ることができたのかというと、古の掟によるものでした。

ナルニア国は魔法の国。

そこにはいくつかの掟があります。

魔女が知り尽くしている掟もあれば、更に古く知られてない掟もあったんです。

【誰かが身代わりになって死んだときその者は生き返る】

アスランはナルニアを一から作りだした創造主ですからね。

当然、知っていたわけです。

自分もナルニア国もエドマンドも救うための一芝居。

白い魔女にしてみれば、とんだ食わせ者でしょうねぇ。

なんてこった!こいつら全員に、自分が王女になるはずのこの国(の掟)に裏切られた!

なんて、無念に思うかもしれませんね。

裏切り者の身代わりとなって死んでしまった場合は、生き返ることができる。

この掟にこめられた魔法こそが、アスランが復活できた理由です。



ナルニア国物語アスランの名前の由来

アスランと言う名前はその姿に由来しています。

それと同時にもう1つ深い意味がありました!

この理由を知ると、前章で生き返る必要があった意味もわかります!!

アスランの名前の由来

アスランとはテュルク諸語でライオン(獅子)の意。引用元:Wikipedia

テュルクとはアナトリア半島、バルカン半島、アラブ諸国を指しています。簡単に言えばトルコの言葉で獅子を意味するのがアスランの由来の1つです。

もう1つあった!アスランの名前の由来

実は、アスランに込められた由来には、もう1つ。

偶然とは思えない、大きな別の意味があるんです!

ユダヤ教ではヤコブ(イスラエル)の子ユダの別名が獅子であり、その一族(ユダ族)の象徴であったため、現代でもユダヤ人の間ではヘブライ語で獅子を意味する。引用元:Wikipedia

創世記49章9節には「ユダは獅子の子」という表現がある。
神の子イエス・キリストはユダ族の家系から生まれた。引用元:牧師の書斎

ここで、繋がってきますね!

前章でも解説した通り、アスランはキリストがテーマの存在として描かれています。

なぜ、アスランの名前の由来が「獅子」であったのか?

それは、

モチーフとなったキリストがユダ族の家系から誕生した救世主であったこと。

ユダ一族の元となったヤコブの子「ユダ」の別名が「獅子」を表していた事。

に、由来しているからです。

アスランはナルニア以外で「自分は別の名前で呼ばれている」と言っていました。

アスランの別の名前が「キリスト」だと考えるとすごくしっくりくる設定がたくさんあるんです。

余談ですが、アスランって古代ケルト語だと「裏切り」という意味になるそうです。

ユダは裏切り者として表現されている訳本は多いですよね。

しかし、ナルニア国のアスランを通してユダを観ると、それだけではない何かを感じるのです。

「ナルニア国物語」の原作者「C・S・ルイス」は、もともとは熱心なキリスト教の信者。

この著書を通して子供たちにキリストの精神を伝えようとしたともいわれています。

「ユダ=獅子」であり「獅子=アスラン」。

そして、アスラン=キリスト。

この流れを見て、物語に散りばめられた信仰の深さを感じとりました。

実は、最終巻を読んだ時『なぜあの結末だったのか?』疑問だったんです。

その答えが少しわかった気がしました。

ナルニア国物語の結末については、いつかまた別記事で考察する予定です。

ナルニア国の全ての王・王女をまとめる更なる王であり、創造主であるアスラン。

ただのライオンではないことがわかっていただけたでしょうか?

物語は裏の裏に込められた設定を見つけるたびに面白さが増していくんです!

あなたの好奇心に火が付くような物語はありますか?

是非、ナルニア国物語のことも深掘りして楽しんでみてくださいね!



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