大山のぶ代と言えばドラえもんが有名ですが、それ以外にも超国民的アニメの初代を演じています!
なんと!サザエさんに登場する『磯野カツオ』役。
しかし、短期間で降板しています。
その理由は、ドラえもんの名ゼリフ誕生とも繋がっていた!?
大山のぶ代は初代カツオだった!
実は大山さん、初代・磯野カツオ役でもあるんですよ!
1969年に放送開始された『サザエさん』で磯野カツオ役を担当しています。
まさかのドラえもんじゃないほうの超国民的アニメで、初代の声優さんだったとは驚きですね。
しかし、初代でしたが、担当されていた期間は2か月でした。
なぜ、こんな短期間だったのでしょうか?
大山のぶ代がカツオを降板した理由。
ドラえもんの声優になったのは、カツオ役を降板してから約10年後。
ドラえもんとは関係ありません。
実は、現在でこそ、ほんわかした家族のアニメといったイメージですが、
初期のころのサザエさんは違っていました。
タラちゃんも可愛げどころではなく、超困ったちゃんな悪ガキ。
サザエさんや波平さんのやり取りにも、かなり荒々しい描写の多いものでした。
大山さんはドラえもんを演じた時に、とても丁寧な姿勢を心掛けておられました。
だからこそ、少し暴力的とも取れてしまったサザエさんは自分のポリシーと合わない。
と自ら降板を申し出たのでしょう。
その理由がわかる描写が「ぼく、ドラえもんです」のセリフ誕生とも関わっているんです!
大山のぶ代が「ぼくドラえもん」を発案した理由。
あの、定番の名ゼリフ。
「こんにちは、ボク、ドラえもんです」
というセリフは、大山さんの発案なんです。
その理由は、初めて会う人に自己紹介するのは当たり前だから!!
たしかに、当たり前の事かもしれません。
しかし、自分が演じる役ならば、その理念もちゃんと反映できる役柄にしたい…
そんな心根を感じました。
根っこの部分からキチンとした人だったのでしょうね。
明るくて、チャーミングで、素の状態で当たり前のことを当たり前に実践できる人。
ドラえもんという誰からも愛されるキャラクター。
優しくて、すこしお節介で、でも温かい。
なんとなく、大山さんのキャラクター性と似ているような気がします。
ドラえもんとの出会いは神様からの贈り物だったのかもしれませんね。
大山のぶ代のデビューはお笑い番組で俳優志望だった。
いたずら好きのカツオ役に抜擢されたのもうなずけるコミカルさはお笑い要素だった!?
大山さんは、もともと声優ではなく俳優さんを目指されていたようです。
喜劇役者として評価を受けたのが始まりでした。
「面白い子」「新劇出身の喜劇役者」という評価を受け、多くのドラマやお笑い番組に出演。また、知人の関係者から「あなたの声は少年の役に向いている」と独特のハスキーボイスを買われ、声優としての活動も始めるようになる。 引用元:Wikipedia
意外なような、意外でもないような…。
場を和ませてくれそうな、あのキャラクターはどこでも可愛がられそうです。
声優としてのデビュー作も名作!
そんな、大山のぶ代さんの声優としてのデビュー作は【名犬ラッシー】。
ポーキーの吹き替え版を演じています。
こちらも、名作として名高いアニメです。
これだけ、知名度の高い良作に名を連ねているというのは天運といっても過言ではない気がします。
女優時代からも人気はうかがえますが、やはり声優になったことは天職だったのかもしれませんね。
声優をきっかけに一気に有名になり、料理研究家やエッセイストとしても才能を発揮していきます。
大山のぶ代さんは、声優としても素晴らしいですが、マルチに多才な人であったのですね。
ドラえもん「初代」は大山のぶ代じゃない。
大山のぶ代さんと言えばドラえもん。
ドラえもんと言えば大山のぶ代…と言えるほど、
大山のぶ代さんが演じているドラえもんが「一番大好き」と言う人も多いのでは?
26年も続けてこられた定着感は強いです。
それに、キャラクター性もにじみ出ていて、もうドラえもんそのものでしかない!
と言う感覚も強いのではないでしょうか?
古くからあるアニメですが、
大山さんのイメージが強すぎて、初代ドラえもんも大山のぶ代だ!
と思っている人も意外にも多かったんです。
残念ながら、大山のぶ代さんは初代ドラえもんではありません!
【初代】富田耕生
【2代目】野沢雅子
【3代目】大山のぶ代
【4代目】水田わさび 引用元:マイナビニュース
大山さんは3代目にあたります!
初代は富田耕生さん。
手塚治虫さんのアニメにもよく登場されてた声優さんです。
テレビアニメでのデビュー作は1963年、『鉄腕アトム (アニメ第1作)』。声優の仕事をするようになって多忙を極め、最盛期には週にレギュラーの仕事が11本、1か月では60本にもなるというスケジュールで睡眠時間が2時間から3時間という時代が15年ほど続いたという。
赤塚不二夫原作のアニメにも多く出演、1969年から1970年にかけて放送された『もーれつア太郎』の第1作アニメ版で、ブタ松とべしの2役に声をあてている。1988年には『おそ松くん』の第2作アニメ版にも出演。同年に放送されたセガ・マークIII用ソフト『天才バカボン』のCMでは、(中略)『天才バカボン』のバカボンのパパに声をあてている。この出演以降、ほとんどの作品やCMにおいてバカボンのパパの声を担当している。引用元:Wikipedia
大山のぶ代/ドラえもんの先輩は超大物!『おっす!オラ…』のあの人も。
なんとびっくり!歴代のドラえもんをみると超大物さんのお名前が。
ドラゴンボールで有名な野沢雅子さんもドラえもんを演じられています!
ドラえもんは大御所の登竜門なのかもしれない!
ってくらい豪華に見えてきました(笑)
水田わさびさんも、今後、更に大化けするかもしれませんね。
大山のぶ代の声は地声もドラえもんだった!?
ドラえもんのあの独特の声は一度聴いたら忘れられないですよね。
あまりにピッタリなせいか、海外でドラえもんが吹き替えられる時。
現地で大山のぶ代さんの声質に近い人をわざわざ探してアテレコされていたんだそうです。
イタリアで放送された時、あまりに自分の声と似てイタリア語をはなしていたので周囲にいつの間にイタリア語をしゃべれるようになったのかと驚かれた。引用元:徹子の部屋インタビュー
あの特徴的なドラ声は大山さんの生まれつきなんだそうです。
幼少期から活発で何の気にもせずおしゃべりが大好きだった大山さん。
思春期の頃にクラスメイトに「変」と言われて一転無口になってしまった過去があるんですって。
たびたび、バラエティなどで見かけたほがらかな大山さんからは想像もつきません。
確かに、やや低くかすれたような独特なあの声は女の子の発声としてはかなり特徴的。
声優として生かせる場がなければコンプレックスになってしまっても無理ない気もします。
もし、コンプレックスのままだったらドラえもんは誕生しなかったかもしれません!
人生は何がどこで転機になるかわかりませんね。
大山さんのコンプレックスはいつしか自信に変わって、唯一無二の存在に!
多くの人に夢を届けることにもなっていったんですね。
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